長島水辺のやすらぎパークに軽四を停めて、「長島一向一揆」のあった伊勢・長島城周辺を散策したときの続き…
今回は、「長島一向一揆」に関係がさほどなかったと思われる寺社をぶらぶらと歩いて訪ねたので…そのときの散策記をば、だらだらと…
まず、紹介するのは
伝通院光岳寺
山号は天機山
浄土宗のお寺です
松平家転封に伴い、下総・美濃・信濃と移転を重ね、1649年、松平良尚が長島藩主になると、この光岳寺も長島城の近くに移ってきたとのこと
山門には、徳川家の家紋
「伝通院殿家康母堂の菩提所 浄土宗天機山伝通院光岳寺」と刻まれた石碑
その裏には
徳川家康の母、伝通院(於大)と刻まれた墓碑…
於大の方の菩提寺はあちこちにあるけど、主な菩提寺は東京の
伝通院…
光岳寺に祀られている子安延命地蔵は於大の方の念持仏といわれているとか…
本堂は開いていなかったけど、合掌!!
梵鐘も歴史を風情を感じるものでした
その後は、こんな感じのところを長島ウォーキング
田んぼの1本道を…徒歩でとほとほと…
続いて紹介するのは
長島八幡神社
長島では最古の神社のようで、長島の八幡神社獅子舞神事は市の指定無形民俗文化財
創建は1245年、藤原道家が勧請したと伝わり、江戸時代、八幡神社は長島の総鎮守としてまた長島城の守護神として、歴代藩主から崇敬されてきたとのこと…
ご祭神は応神天皇さま、仲哀天皇さま、神功皇后さまの3柱
大鳥居をくぐると、すく神橋があって
それを越えて、二の鳥居をくぐったら、正面が拝殿です…
おそらくこの神社の由緒等が刻まれているのでしょう…読む気はおきませんでしたけど
ではでは、さっそく手を清めようと手水舎に向かったら、水は完全に枯れていました…
その代わりに、手指消毒液が置かれていました…
これからの時代、消毒すれば、手を清めたのと同じだよ!!みたいな作法が手水舎に描かれたりするようになるのかもしれません!!
おそらく…長島城が「一向一揆」で落城したときも、もしくは、水害に遭ったときもここに鎮座して、見守っていたのかもしれないですね…「一揆はかなワン!水害もかなワン!とか言いながら嫌なことは水に流します…水に「ナガシマ」す」…なんてね!…
ご鎮座770年祭の記念の際に、提灯等奉納していただいた喜びを今も引きづっている??立て看板を眺めた後には
拝殿にて「二礼二拍手一礼」
その後は、拝殿の右側に沿って境内をぐるっと
すると、拝殿の裏側、本殿に入れる入り口が…
この中に入れば左手側が、先ほど「二礼二拍手一礼」した拝殿、右側には「八幡社」と掲げられてる、これは本殿でしょうか…
おお、神様により近づけたぞ!!
ここは、再度「二礼二拍手一礼」
「嫌な出来事はこだわらずに…心から全て洗い流します!!」
はい「全て洗いナガシマす!!」
誰も他に参拝客なんかいないから、この決意、きっと応神天皇さま、仲哀天皇さま、神功皇后さまの誰かには届いたはず!
もう一つ、どうか変な病気を拾いませんように…と願い事を足したりして…
その本殿の手前にも、八幡神社の鳥居がありました…
境内には、境内社である
天稲荷神社
さらには、水道の蛇口をひねれば、水がでそうな手水舎があって
その奥には
菅原道真公がご祀神の
天神社
2020年度の「 長島八幡神社獅子舞」は新型コロナウイルス感染症の影響で中止…
今後の「 長島八幡神社獅子舞」が、コロナの影響で、2020年と同様に、行えずに「ししまい」…もとい…「おしまい」とならないように願いながら
続いては
長良川の堤防下を歩いて
大智院へと…
山号は長松山で真言宗智山派のお寺
1640年ごろ長島藩主・松平定政によって開創したと伝えられている…
実は、私こと「松尾ドショウ」は、このお寺を訪ねてみたかったのよ!!
…というのは、私が尊敬すべき「松尾バショウ」がこのお寺に泊まったことがあるとのことなのよ!!
私こと「松尾ドショウ」も「松尾バショウ」のように句を残すから、泊めてもらいたいほどだけど、名乗っても「誰それ??」と言われそうなので…とりあえず訪ねるだけにして…
これが…その芭蕉がここに泊まったことを示す
「蕉翁信宿処」の石碑
松尾芭蕉と曽良は「奥の細道」の旅のため、江戸を出発するも
その途中、加賀の山中温泉で曽良が体調を崩し、曽良は芭蕉と別れて単独で長島の大智院へ戻ることに…
芭蕉は、「奥の細道」の旅路を成し遂げ大垣に到着…
そこへ長島から迎えに来た曽良と一緒に、この大智院に3日間ほど泊まりそこから伊勢に向ったらしいのよ!!
こちらが曽良の句碑
「ゆきゆきてたふれ伏すとも萩の原」と刻まれているとのこと…ほとんど判読不能だけど…
そして、こちらが芭蕉句碑
大智院で詠んだ句
「うきわれをさびしがらせよ秋の寺」
と刻まれた句碑
となれば、この大智院で
私こと、松尾ドショウも一句詠まなければ…
まずは
自分のこの病の体では、歩き歩いた末に行き倒れになるかもしれない…しかしたとえ死ぬとしても、美しい萩の花咲く野に死ぬのなら本望だ…と詠んだ曽良の句
「ゆきゆきて たふれ伏すとも 萩の原」
に対して、松尾ドショウも一句
「雪だって タオル干しても 濡れたまま」
意味は…雪の日に洗濯物を干しても乾かないことよ…
どう??心がそそら(曾良)れるような名句だと思いませんか??
さらには、もう私こと松尾ドショウにとって、ライバルと言っても過言ではない松尾バショウの句
「うきわれを さびしがらせよ 秋の寺」
に対しても一句
まずは、松尾ドショウが寿司屋で詠んだ一句を、ここ大智院で思い出して…
「すしわれには わさびからいよ あわび、ほら!」
えっ??松尾バショウの句の方が素晴らしいって
じゃあ、競馬でぼろ負けしたときの状況を詠んで
「浮き沈み きびしすぎるよ あきらめな」
句の意
「競馬の予想が厳しすぎて、浮きつ沈みつ頑張っていたけど、結果的にはぼろ負けしたことよ!」
まあ、このしょーもない句は、そばの長良川に流すことにします…汗…
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