2018年…2月…得三にて「金子さんと三宅くん」…金子マリさんと三宅伸治さんとのジョイントライブ…前篇

私がよく出没する（熊か！）…今池の
その中でも…めちゃめちゃよく出没する）熊か！）…TOKUZOにて


行われた


「金子さんと三宅くん」







金子マリさんと三宅伸治さんとのライブは

それはそれは


この夜
二人が１曲目に歌ってくれた
サッチモことルイ・アームストロングのカバー
「What a Wonderful World」の歌のタイトルどおり
得三のハコがなんとも「この素晴らしき世界」に！！！


もう…最高を超越した…素晴らしさでした！！



ブルースフィーリング満載で
ジャージーで
語るように
ときには高らかに…
ソウルフルに
歌う！歌う！！


日本のジャニスなんて言われてるけど
それは…まさしく的を得てる…と３０年位前…
金子マリさんの存在を
上田正樹さんと有山じゅんじさんの名盤「ぼちぼちいこか」で
コーラスに参加しているのに気づいた頃から思ってた
金子マリさんと




もともとは
RCサクセションにハマっていた私…


イベントで
ラストにRCサクセションがやる…といった…今でいうフェスのよーなイベントが
レインボーホールでありまして（ガイシホールと呼ばれる前のことだよ）
その時、初めて見たのが


三宅伸治さんがボーカルで歌う

MOJOCLUB


RCのカバー曲「烏合の衆」で肩車された三宅伸治さんが…プロレスラーのよーに
客席乱入！！！


今でもよーく憶えてる！！


めちゃ…かっこよくて…
その後、超満員での大須エルとかでも何度かみたり
内田勘太郎さんと一緒にやってたクラブ・クアトロのライブをみたりと
RCサクセションが大トリで登場したイベントで
見かけてから…もう「虜」になった
MOJOCLUB

そしてMOJOCLUBが
解散しても…

彼の繰り出すロックに！ブルースに惹かれ
ライブを堪能してきた三宅伸治さん！！



もう…
この二人が揃う…というだけでも
気分はワクワクなんだけど…



この夜は…
そのワクワク感を超えた素晴らしさ「What a Wonderful World」…笑…でして…



ステージには
金子マリさんと三宅伸治さんとの二人だけだったんですけど
とても二人だけで演奏してた…とは思えない…
あたかも…あの方たちが…ゲストで遊びに来てくれてたような気さえした
ホント…素敵な夜だったのです



ではでは
早速…得三での


「金子さんと三宅くん」のライブレポをば…


まずは
先ほど紹介してきたとおり
１曲目は


「What a Wonderful World」



三宅伸治さんの奏でるギターにのせて
まずは…英語の歌詞そのままで
金子マリさんが歌う！！
マリさんの唄声は私にとってはツボでして…
しゃがれたブルージーな…それでにて
ウエット感を感じるのと同時にドライな感じもする
この相反したものが同居する
独特のマリさんの唄声…が心に沁みる！！




その後は
三宅伸治さんが
日本語で歌う
聴き慣れてるいつもの三宅さんの「歌チカラ」のこもった
これまた三宅さんならではの歌声が…心に沁みる！！



こんな素敵な二人の「唄」が同時に聴けるなんて
もう…これだけでも…十分
「What a Wonderful World」な訳でして…



歌い終わって
お互いを紹介しつつ


三宅さん

「久しぶり！！いや、全然久しぶりじゃないけど…笑…得三！！」


金子マリさん


「まあ、とにかくこの人は、よく旅に出る…そうとう家にいるのが嫌なんだろうな…（客席大爆笑！）…明日も九州に一人で行くんだって…凄いよね！」



三宅さん、苦笑いしながらも

「マリさんのツアー、金沢から入りまして…今日は最終日です！」

マリさん

「歌うか！！」


な、なんと
２曲目に歌ってくれたのが


私の大好きな
ホントにホントに
Charさんとのデュオ、BAHO（馬呆）をみて、衝撃を受けた
ギターテクニックが凄いのに…
宴会の余興みたいなこともやっちゃうステージで圧巻させてくれた
もちろん、その後、ソロライブでも
何回も聴きに出掛けてた


大好きな
大好きな

石やん（石田長生さん）のカバー曲



「真夜中の歌姫」











歌うのは
しゃがれたハスキーな歌声は
私にとってドストライクの歌声の金子マリさん



奏でるギターから醸し出される音色、旋律は
あたかも石やんが奏でているように聴こえてくる
三宅伸治さん



いやあ、この夜
大好きな…
ホントに大好きだった
石やんの曲に出会えると思ってなかったので
もう興奮度マックス！！


めちゃめちゃ嬉しい！！


歌い終わってからは
マリさん「この辺の声がハオッてるんじゃないか」とマイクに向かって
まるで…リハ時のように「アー・ウー・オー・エー」と声を発して確かめつつ


「石田長生っていう人知ってます？？（客席からの拍手で包まれる）
（天井を…いやその天井を越えて、空を見上げ、語りかけるように…）
石やん！みんな知ってるって！！…石田さんとか私も６３歳ですけど、１８歳のときから知っていて、あなた（三宅さん）よりも、若い時から付き合いがあってね…BAHO（馬呆）…ギターで単音を交互に弾くとかホント、くだらないことやってね…でも、それが大事だとは思うんですけど、それにしてもくだらなかったですよ…ねぇっ！…笑」



三宅さん
「いやいや…汗…「ねぇっ！」て言われても…」



マリさん

「小次郎と宮本武蔵の戦いみたいのが、こないだやってて、いいなって思ってて、…でも、ああいうのは１年半くらいでやめないとね…笑…くだらないことをやり続けてて…
伸ちゃんの初めてのバンドはMOJOCLUB？？…それは、宮崎のときからやってたの？」


三宅さん

「いや、東京に出てきて…」

マリさん

「（三宅さんのこと）あまりよく知らなくて…二人でずっといるんですけど…そういうことってステージじゃないと訊けないからね！…笑…（三宅さん、タジタジ…笑）もう１曲、石やんがよく演ってた西岡恭蔵さんの曲を…」



「アフリカの月」



マリさんが
歌う…

それは…元気だった石やんの姿と被って…
一度、ゆっくり語ったときに「今年は阪神、行けるでー！！」なんて言って
目を輝かせていた石やんの姿と被って
マリさんの唄声が沁みる！沁みる！！


この歌、私は西岡恭蔵さんが歌ってる印象よりも
ウンとウンと…ライブで石やんがよく歌っていたのが
ずーと…心に残ってて

いやあ
蘇る！蘇る！！
あの石やんの圧巻のギターテクニックが…あたかも石やんが奏でているかのように
三宅さんの奏でるギターの音から

石やんの笑顔が
マリさんの唄声から…はっきりと浮かび上がる！！



なんだか…今夜のライブタイトルは
「金子さんと三宅くん」なのに
「金子さんと三宅くん…と石田くん…」
…のライブを堪能してるかのような気さえしてくる！！


マリさん：いやあ、なんだかんだって言って、もう３月ですからね…東京で、今まで６０何年か生きてきて、こんなに寒かった年はなかった…名古屋はどうでした？？雪も降ったりしましたか？？（お客さんの反応みて）…やっぱ寒いんだ！！ツアー初日が金沢、雪が降ってたもんね…こないだの「なごり雪？？…」


三宅さん：いや、「残り雪」…笑


マリさん：…それに対応するのって大変ですね…伸ちゃんも本当に旅が好きで…そうとう家にいるのが嫌なんだろうな…（客席大爆笑！）

三宅さん：今日、それ２回目です！！


（お客さんから「マリちゃん、どうだ？」との掛け声に…）

マリさん：私も旅は好きです…でも、伸ちゃんほどじゃない…私は、年に４回くらい…

三宅さん：でも、今回、マリさんと旅してて思ったことは、美味しいところを全国知ってて…

マリさん：食べるために廻っているので…笑


三宅さん：実に充実した…今日も昼のランチが、お正月気分！また、お正月に戻ったようで

マリさん：お正月に戻ったような気分で、得三でライブするのがいいんじゃない！


（お客さん拍手喝采！）


マリさん：…で次に歌う歌も、みんな死んじゃってるので…そんな人の歌ばかり…

（客席…苦笑…）

三宅さん：今回の旅で確信しました！マリさんは元気です！！


（お客さん拍手喝采！）


三宅さん：マリさんの唄！ずっと聴けますよ！！

マリさん：死ぬまで歌おうとかは思ってない…もうダメだと思ったら、きっぱりとやめようと思ってる…死ぬまで歌うって言ってる人いるけど、私はそんなことないよ！今日が最後かもしれないし…

三宅さん：明日もスケジュール入ってます！！…笑



マリさん：じゃあ、また石田くんの歌を



「MOTHER'S SONG」


この曲は石やんのお母さんが亡くなった時に
作られたという曲



♪I Remember ずっと昔 子供の頃に
Mama Told Me 「御飯いっぱい食べなきゃ駄目よ
Come on Boy ! 早くいっぱし男になって」
Mama Told Me 「いつかイカしたBluesを歌って」

I Remember「 良くない事もたまにはあるさ」
Mama Told Me「お前のパパも完璧じゃない
Come on Boy ! いつか大人になったら、きっと」
Mama Told Me 「お前の歌うBluesで酔わせて」

彼女のBabyは転がる石ころ
宝探しの旅に出る
彼女のBabyは大きな赤ん坊
たまには今も大きな声で泣く～


歌詞に…心が揺さぶられる
そんな心に沁みる「MOTHER'S SONG」



マリさんが歌い
三宅さんがハモる！！



ふと思い出したのが
三宅さんと石やんの「ヘモグロビンデュオ」…

もう…石やんのことで
あの笑顔が…あの痺れるギターテクニックが…
演奏以上に熱く？？「阪神タイガース」のことを語ってた
石やんの世界に…浸る！浸る！！



マリさん

「私にも息子がいるんですけど、石やんのお母さんは「いつかイカしたBluesを歌って」なんて言ってて…いいお母さんだったんだろうな…」


ここからはマリさんが笑顔で語る
息子さんの話…


「WOWOWで「孤高の表現者　金子ノブアキ」っていうのが、今日やってて、今日でみれないんですけど、息子WOWOWウケがいいんですよ！」


（お客さんから、KEN kEN　かっこいい！！…との声が飛ぶと…）


マリさん
「かっこいいですか？？」と言いながらもうれしそう…


「あの人、京都に住んでて、昨日、私は京都に行ったのでいるかなと思えば、東京だっていうんですよ…すれ違う親子ですねぇ…母親ってバカなもので、いつまでも息子が手元にいるような気がして…おもしろいからね…KEN kENって…」

（お客さんから、KEN kENとマリちゃんとのライブ、最高だったよ！…との声が飛ぶと…）


「うわー！来てくれたんですか…嬉しいわ！呼んでくれるから行くんですけど…なんか面白くて…演奏も満点じゃないですか…KEN kENって！これ、直接に言えなくてね…そこが、音楽のいいところじゃないですか…あれ、何言ってるのかわかんなくなっちゃった…親子で音楽やってると、こういう話も…なんですけど…」


三宅さん


「いや、それは素晴らしい！ずいぶん前のことだけど、「春一番」マリさんに、金子ノブアキさん、が同じステージに…そこにジョニー吉長さんが途中から入ってきて、ファミリーでの演奏が最高だった！それは記憶にはっきりと残っています！」



マリさん

「ジョニーも死んでまるまる６年…いやあ、今日はみんな生きててくれてよかったよ！…死んだらおしまいですから、死んだらどこにいくのかわかんないし…異次元とか…」


…「どっか、いっちゃあ嫌だよ！！」と客席から声が飛ぶと…



マリさん…即答


「逝くんだよ！…笑…みんな逝くんだよ！…」

三宅さん

「マリさんは逝きませんよ！！もう曲やりましょ！！」



マリさん


「清志郎さんが亡くなったのは５８歳ですか…最初にこの方の声を聴いたのは、私が中学生で勉強している時にラジオからポンとノートの上に声が落ちてくる感じで、これが「僕の好きな先生」という歌で、私はそのころから歌手志望だったからね…いつか知り合えると思ってて…この曲は１９９０年の４月１０日までに曲を作ってくれないかなってなんの予定もないのに、言ってたんですけど、ご本人が直接運んだのか、ちゃんとポストの中に、その日にカセットテープが入ってた…そんな思い出の歌を歌います…」



「セラピー」


しっとりとしっとりと
金子マリさんが歌う！！

ハモる三宅さんの唄声が
優しく奏でる三宅さんのギターの音色とともに心に沁みる…



そして

「エンジェル」



またまた忌野清志郎さんの…
それも私が中学生の頃からハマった
RCサクセションに時代の…名曲！！


切なくて…
切なくて…
そして懐かしすぎて…
タマンナイ！！

ハスキーな
マリさんの唄は…私にとってはドストライク！！
それが…この忌野清志郎さんの秀逸のバラードにぴったりとはまっていて
それはそれは最高の心地よさ！！

泣きのギターを奏でる三宅さんの旋律もたまんない！！




マリさん


「清志郎さんのレコード聴いてればいいと思うかも知れないけど、やっぱ歌は「なまもの」で、私も歌いたいと思って…」


（客席から、拍手喝采！！）


「（レコードは）なまで歌ってませんからね…私は、最初にあった時から、この人長生きできないんじゃないかなって思ってた…ぶわーっと何かがこの人から出てるけど、このぶわーっが長く続かないと思って…ねぇっ！」


三宅さん

「いやいや…汗…「ねぇっ！」て言われても…」


マリさん

「伸ちゃんは、そばにい過ぎてわかんないんでしょうけど…」


三宅さん

「マリさんが歌う姿をみて、いろんなことを思い出します…今日は、２部制にしましょう！最終日ですし…ゆっくりとやりましょう…」


マリさん

「あれ、今日だけ１部でやるつもりだった？？今まで、２部制だったけど…笑」


三宅さん

「…あ、…はい…今日も２部制で…苦笑…１部ラストは特集を！タイマーズ特集を！！」



「企業で作業」


韻を踏んだ…清志郎さんらしい…
もとい「ZERRY」さんらしい歌から


歌のラストは
マリさんと三宅さん揃って
念仏を唱えて

さらには
「ご親戚の方、どうぞ…」とマリさん笑わせて



「土木作業員ブルース」


「TOPPI」…もとい…三宅伸治さんが歌う！！
マリさんがZERRY」さんのようにハモる！！


みんなで「ウ」「ハ」「ウ」「ハ」と掛け声を繰り返して
堀りまくってる働く土木現場の監督は
「星野監督」…笑


なんか…
みんな…星になっちゃってると思いながらも…


「税」

もう…若いころから


入らぬハコモノ作ってどうよ！みたいな自治体みてると


心から同感しちゃう！！


♪税 (税) 税 (税) 税 (税) 税 (税) 税 (税) 税 (税) 間接税 間接税消費税 増税　酷くだゼ～
国税 固定資産税 住民税相続税 所得税有名税 そりゃないゼ～
税　(税) 税 (税) 税 (税) 物品税 分離課税　市民税 酒がしみんゼ～風邪ひくゼ～




韻を踏むのは
まさに


清志郎ワールド…
もとい「ZERRY」ワールド！！



みんなで
もちろん…税～！！…と大合唱！！




「イモ」

ロックブルーステイスト溢れるこの歌…
繰り出す三宅さんの重低音の響きが心地よい！！



そして
一部ラストは

「タイマーズのテーマ～Theme from THE TIMERS」




いやあ…

石やんに…
清志郎さんに
タイマーズ…


もう生では聴けないと思ってた
楽曲に次々と触れて



もう気分は最高！！
酒がすすむ！すすむ！！…笑







酔いも手伝って
最高の気分のまま


休憩挟んで
第２部へと…