新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

昭和の時代にタイムスリップ!!岐阜・柳ケ瀬のロイヤル劇場で映画「喜劇女は度胸」をみる!!

2019-02-20 06:54:22 | B級スポット
もう平成の世も終わろうとしているのに…

ここにこれば
昭和!昭和!!!
昭和の世界にどっぷりと浸れ…

昭和の映画の名作が…
たったの500円で観られる
岐阜・柳ケ瀬にある
ロイヤル劇場
に行ってきました!!







懐かしの銀幕スターが
ここで蘇る!!とのこと…





私…昭和生まれなのに…昭和生まれなのに…






この看板に描かれたスターは
石原裕次郎さんくらいしかわかりません!!
…あとは…たぶん、あの映画と…名前を言われれば…
ああ、知ってる…なんて口にするんでしょうけど…






おお、寅さん!!
これは…わかりますっていうか…


寅さんシリーズは大好きで
新作を楽しみにして観ていた頃がありました…
TVでやれば…喜んでみていた記憶が…



寅さんみたいには生きていけないけど…
どっか…憧れるような…








私…
昭和の映画は…
小津安二郎さんには…
こだわって…NHK-BSの放送を録画しては…遡って…みまくっていましたが…


他の日本映画というと…
ほとんど…みていません!!



私が若い頃みていたのは
「フラッシュダンス」とか
「ゴーストバスターズ」とか…
洋画がほとんど…

…と…言っても
ほとんどが…この映画が見たい!!と思ってたのではなくて
女の子を誘うデートの手段…



本音は
寅さんの方がずっと面白いのに…笑
本音は
「小津監督」の「東京物語」の方がウンとなけるのに…


「フラッシュダンス」
感動したね…

とか

「ゴーストバスターズ」
おもしろかったね…


とか…

「東京物語」の方がウンと感動したのに…
「寅さんシリーズ」の方がウンと笑えるのに…

…と心の中でつぶやいていたあの頃…




そんな私が20代前半の…昭和の頃を想起させてくれる
ここ岐阜・ロイヤル劇場での


今回の放映作品は…










「喜劇女は度胸」



エレベーターへ向かう途中には


昔の映写機が展示されてます…






このエレベーターが
昭和へのタイムスリップへの入り口でしょうか…


4Fまでエレベーターで
ここの受付で500円


たったの500円…
昭和でも映画の入場料はもっと高かった…


たったの500円
激安の…入場料を支払います…



と…そこに目に留まるのは


懐かしき岐阜の映画看板作品集と括られた
モノクロの写真パネルの数々…








旗本退屈男






看板によじ登って
こんなことしてて
よほど…退屈なんでしょう…???…笑




「竜虎の決戦」







けっして
中日ドラゴンズVS阪神タイガース戦の映画ではありません!!
今となっては…昨年なんか5位と最下位の対決ですからね…


「狂った果実」


これは…
実は高校生のときにTVでみた記憶が…






演じていた
まじめに愛するふりをして
二人の男を手玉にてり結果的に騙す
北原三枝さんの小悪魔ぶりが…
中、高校生だったと思われる
私には…刺激が強すぎて…笑
将来…北原三枝さんには、もてあそばれちゃうだろうな…
…と思春期の私は思った次第…




さてさて
今回上映されてた



「喜劇女は度胸」


この映画…
はじめてみました…







倍賞美津子主演

映画館のこの雰囲気も
昭和を彷彿させますなあ…



「フラッシュダンス」なんか
当時付き合っていた彼女と立ち見でみたもんな…


映画を立ち見でみる!!



今なんかでは
考えられないことだよね…


あのときに
この空いている座席シートを差し上げたいくらい…








ではでは…

ゆったりと…ゆったりと…
隣にはあの当時、付き合っていた彼女はいないけど…


立ち見でみた
「フラッシュダンス」のことをちと思い出しながら

ゆったりとみた


映画「喜劇女は度胸」の感想をば…



ストーリーの根底は
倍賞美津子さんと河原崎建三さんとの恋愛…
そこに倍賞美津子さんの友達が
コールガールといった役どころの
沖山秀子さん

そのコールガールにハマる
お客だった友達以上恋人未満の
渥美清さんは河原崎建三さんの兄といった存在…


さらには
河原崎建三さん、渥美清さんの父親役に
花澤徳衛さん
母親役に清川虹子さんといった


家族を描いた
コメディ…



森崎東さんが
初めて監督を務めたコメディ作品とのことですが
森崎東監督のことを全く知らない私…

ですが
この作品は
山田洋次さんの原案であるとのこと…



うん!!

確かに
家族の…主人公の河原崎建三さんの勘違いを発端に
繰り広げられるコメディは
まさに山田洋次さんの作品の匂いがぷんぷん!!…笑



主人公の河原崎建三さんが
恋人である倍賞美津子さんがコールガールをやっている
それも大嫌いなアニキ渥美清さんが客通いしていると勘違いして
しまうところから始まる…喜劇…


主人公は
河原崎建三さんであり
倍賞美津子さんなんだけど


圧倒的な存在感を示して
笑わせてくれるのが
渥美清さん

父親役の
花澤徳衛が親子喧嘩するシーンなんか
寅さんが「寅や」に返ってきて
親子喧嘩する様相を彷彿させるし…


渥美清が
嫁にするつもりで家に連れ込んだコールガール役の沖山秀子さんに
「あれ冗談でしょ」と言われて
振られる場面など


もう「男はつらいよ」の寅さんの
番外編を観ているかのようで
オモシロイ!!



タイトルの
「女は度胸」とは

主人公の
倍賞美津子さんのことかな…


それとも

コールガール役がめちゃ自然で
演じているの…それとも「素」なのと
絶妙な演技で…渥美清さんと…全う勝負してた
沖山秀子さんのことかな


と思いきや
最後の修羅場のよーなシーンで
見事に予想を裏切られる…



圧倒的な
「度胸」を見せつけていたのが


母親役の
清川虹子さん


冒頭の
花澤徳衛と渥美清さんとの親子喧嘩する様子を
知らぬふりしてひたすら沈黙を続けた清川虹子さんが
巻き込まれ「こんな家族嫌だ!」と訴える河原崎建三さんに
放つ「寝な」の一言



さらには
ラストの修羅場での
清川虹子さん決め台詞…笑




もう…

高度経済成長のこの頃から
女は逞しくて
男は…どーしよーもなくて…



どーしよーもない私は…
ただただ…清川虹子さんの存在感に
最後は圧倒されちゃいました…


まるで
水戸黄門さまの印籠みたいだったな

廻りの人たちは
みな触れ伏すような…笑



それにしても
今でいうライブハウスのようなところで
若者たちがこぞって
合唱する~


♪糞食らえったら死んじまえー~



ユルイ
今だとSNSからニュースに取り上げられて
若者の自殺の要因だ
反社会的勢力…テロリストかも
…なんて大袈裟に取り上げられて
問題視されそうな…そんな感じもする歌なのに…



いやあ…
ユルイ…ある面
想いをストレートに開放的にぶちまけることのできる
素敵な時代だったのかも…





喜劇「女はドキョウ」をみながら

振り返ってみる!!



今まで「女はドキョウ」ならぬ
女はドショウ」「女は(みな)ドショウ)」(めちゃめちゃモテたようなこと)
みたいなことは一切なかったような…


映画の主人公のように


ああ、私も若い頃
クラシックが大好きで
ゲーテが好きで
レコード店にいってたら
あの映画に出てくる倍賞美津子のよーな女性と出会えてたかも…??…笑


…なんて妄想に耽るなど…笑



昭和の世界に
タイムスリップしてた
20代の頃がよみがえってた90分間だったのでした…











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