金山駅から徒歩10分もかからないところにある…
闇之森八幡社を参拝する…
神域は大木が鬱蒼と茂り、かつて月の光も漏れないと句に詠まれたほどの神秘的な美しさだったようで…いつしか闇の森と呼ばれるようになったとか…
名古屋十名所のひとつ
と書かれていたけど…
名古屋十名所は…というと
確か、何かのときに調べた記憶が…
熱田神宮、名古屋城、笠寺観音、円頓寺…
あれれれ、この闇之森八幡社を含めても、五つしか思い浮かばないけど…あと、5つは、絶対、名古屋市内のどこかにあるはず…(当たり前!)
その名古屋十景を示す石碑は
御覧のように、叢の中…
創建は平安時代後期
源為朝(みなもとのためとも)が石清水八幡宮から勧請して創建したといわれている…
この案内看板にも、そう書かれている…
境内に為朝の甲冑を埋めたとされる鎧塚もありました…
源為朝は、源頼朝のオジサンにあたる人ですね…
保元の乱で敗れて伊豆大島に島流しにされていた人ですね…
この八幡社は…保元の乱の前に創建したのでしょうか…
あるいは、島流しされていたのは影武者で、本人は伊豆大島から船で、俺の人生もこれで「終わり」だとばかりに「尾張」の地にやってきたのでしょうか…
あるいは、保元の乱で敗れて、生き延びた家臣が、鎧を片手に、よろよろと…ヨロイ(鎧)だけに、よろぃよろぃと…この地にやってきて八幡社を創建したのでしょうか…
いやあ、お得意の妄想が広がる!広がる!!
真相は闇(之森)の中…
とオチがついた…??この闇之森八幡社
私は、まったく興味がないんですが…ここを舞台にした浄瑠璃が有名のようで…
それは「睦月連理玉椿」という作品
江戸時代中期の1733年に起きた心中未遂事件を描いた「名古屋心中」として知られる浄瑠璃で、この尾張の地どころか、江戸でも何度も上演され、闇之森を全国区にしたそうな…
遊女・小さんと日置の畳職人・喜八が、ここ闇之森で心中を図り未遂に終わる…
その頃の江戸時代、心中は大変重い罪とされ、たとえ生き残っても三日間さらし者にされて身分を奪われることになっていたそうな…
しかし、当時の尾張藩主は徳川宗春
芝居小屋や遊廓を建てたりして商業の活性化を推進した宗春は、
この心中未遂のことについて、三日間さらし者にしたあとは二人を親元に帰すように命じ、二人は結婚して幸せに暮らしたとか…このストーリーの舞台が、ここ闇之森なんだな…
え、本当に遊女・小さんと日置の畳職人・喜八は、夫婦喧嘩もせずに、仲良く暮らしたかって…??
遊女というのは、今でいう風俗嬢のようなもの…喜八に嫉妬心などなかったのでしょうか??
真相は闇(之森)の中…
とオチがついた…??ところで早速参拝をば…
創建等書かれてあったと思われる案内板には
1文字すら残ってません…
まさに真相は闇(之森)の中…
もう、この件、ええっちゅうねん!
鳥居をくぐると
蕃塀が…
不浄なものの侵入を防ぐためのものである蕃塀
私は…???
もちろん大丈夫です…笑
ではではまず…手を洗わなくちゃ!
このところの新型コロナウイルス感染者数の増大
ひょっとしたら、何かに触れてて
新型コロナウイルスがまたまた
くっついたりしててもいけないので…
しっかりと…
いや、本来は手を…心を清めるために…ですけどね…笑
久しぶりに…柄杓をみました…
新型コロナウイルスがくる前には当たり前の光景…だったんですが…
ちなみに…柄杓を使ったので…この柄杓に新型コロナウイルスがへばりついている可能性があるので
手を清めた後に持参している消毒液で…シュッシュッしたことを書き留めておく
境内は…こんな感じで…
まさに、名古屋市内とは思えない…
まさに、これぞ名古屋十景の一つであると頷きながら
ではでは、この樹木の奥にある
拝殿へと…
「ムンクの叫び」を彷彿させる…狛犬
なんか「ムンクある?」もとい「文句ある?」と問いかけているような狛犬
主祭神は
応神天皇さま…悪病災難除去…さらには「勝利」の神様ですね…
ここは、新型コロナウイルス退散を願うと同時に…
勝利といえば、競馬で年間プラス計上
さらに、ズバリ言うなら、万馬券を獲らせてくださいと…
「二礼二拝一礼」
他にも、病気平癒の神功皇后さま
もう、尿路結石はごめんやで!!と
「二礼二拝一礼」
あれ、結果的に誰もいなかったので
「四礼四拝二礼」になってしまったけど…まあいいか!
参拝後は…
まさに闇之森と呼ばれる森のような境内を散策…
神楽殿
何かの百年記念の石碑…
その奥には摂社、末社がずらーっと…
拝殿右側の石碑…
左右の常夜燈には「八幡宮」と刻まれています…
ここ闇之森八幡社は、別名「若宮八幡宮」とも呼ばれているようで…この石碑は、八幡社由緒碑…
この石碑の右側には
福森稲荷社
赤い鳥居をまっすぐ進むと本殿に突き当たり
さらにその右に進むと奥之院が…
その横には、めちゃめちゃ新しい新築の末社
鳥居が柵の中にあるので、ちょいと入るのは、憚れます…
拝殿すぐ左側にも一つだけ末社、大黒社
そして、この末社のそばには
楠黒龍大神
楠黒龍大神雌雄二体の黒龍神様が樹齢1000年のこの木に宿っていらっしゃるとのことで…
…楠黒龍大神さまの奥の方にも末社が
尾頭神社と
山神社
その手前にあった、完全に使用されていない…できない…旧手水舎…
そして、社務所の手前
御手洗池の中には弁天社が…
池には、鯉の姿が
「御手洗池に昔片目鮒あり捕えて祈り、快癒の後鮒二尾をそえ池に放つ。これらの鮒みな片目となれり」という逸話が『尾張名陽図会』に残っているそうな…
さてさて、私がみたのは、「鮒(フナ)」ではなく、「コイ(鯉)」
コイをみたら、思わず本能的に願ってしまうことは…
買った馬よ!「こい!!」
願うは、当たり馬券!!
買った馬よ!「こい!!」「こい!!」「こい!!」
ほら、境内には、神馬も見守っているじゃないか…
なんか、パワーをいただいたこの身体…
そのままの足で…
近くの場外馬券売り場…
ウインズ名古屋へと…
メインレース、3レースをまとめて購入…
いつもだと、この場にだらだら、腰を下ろして、予想したいんだけど、新型コロナウイルス感染症対策のため、この場では、ゆっくり予想できないようになっている…座ること禁止になってて、レースの放送もやってない…
要は、買ったら帰る…みたいな感じで…
9レース外れ、10レース外れ…
せっかく闇之森八幡社で願掛けしたのにな…
コイをみて「コイ!鯉!」と願ったのになと思いつつの
最後のメインレース
「淀短距離S」
な、なんと、3連複、万馬券的中!!
いやあ、嬉しい嬉しいお年玉…
気分は最高!!!
ありがとう!ありがとう!ありがとう!!闇之森八幡社!!
人生、闇の森で彷徨っているよう私ですから、社号からしても、私にぴったりの神社なのかもしれないな…
翌日…味をしめて…笑
またまた、闇之森八幡社参拝からの…ウインズ名古屋
お賽銭100円と、前日の10倍も奮発したのに…
「2匹目のドジョウ」は、いなかったことを最後に記しておく…
池にいたのは、「ドジョウ」じゃなくて「コイ」だったもんな…
でも、パワーのある神社であることは、間違いない…
2度目の参拝のときのよーに、欲を出さず、心を清めて参拝すれば、きっとパワーがいただけるはず…
だって、それほど賑わっていないし、神様も参拝の目が届きやすいでしょう??
また、参拝しに行くから…そのときは、頼むよ!!応神天皇さま!!