端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

田舎暮らし

2005-12-14 | Weblog
親を看るとゆうことと 長男と所帯を持ったことで 予想外
の 田舎暮らしを始めて二十年になろうとしている。
生まれ育った土地に暮らした年数を超えててしまった。

故郷は 同じ県内の電車で一時間ほどの距離なのに
両親のいなくなった故郷は 遠くにいて懐かしむ だけ
で 時折電話をくれる弟とも お互いの無事を確認する
だけとなった。

それに比べて暢気なはずの 田舎の暮らしは別の見方をすれば
わずらわしいことも多い。
私の住む 集落は三十二戸 たいていの家には隠居 と呼ぶ
別棟があるので 家のかずは三割がた多い。
区長 班長 公民館長 婦人会長 班長 親子会長 老人会会長
消防団 青年団 集落の神社の氏子代表 となんらかの
役がまわってくる。

一年間の行事にしても 十二月の〆の地区総会 一月の地区総会
神社の年越しの行事 新年になれば田んぼの溝さらえ あぜ焼き 
道路の草刈年四回 墓掃除年四回 地区全体のレクレーション
社日講 神社の祭り四回 月一回の婦人会 と田舎は自分のことは
自分での主義で 運営されている。
勿論万一の火災や 水害 行方不明者と住民のために消防団
は飛んでいく。

暢気な田舎暮らしを 夢見ていた者は はじめは戸惑いを感じるが
そこに住む以上 慣れなければならない。
「○○さん」と呼ばれていたのが「○○チャン」とよんで
もらえるようになれば 周りに受け入れてもらえた証拠になる。
この歳になってもまだ 故郷を懐かしみながら暮らしているのは
やっぱり 生まれたときの摺込みが消えずに残っている
からだろうか?