端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

たのしみ

2009-05-05 | Weblog
朝日新聞の朝刊 月曜日は朝日歌壇と俳壇が掲載されます。

私に詩を詠んだり 俳句をひねったりする 才能はありませんが 毎週楽しみに読んでいます。
それぞれの 詠んだ方の人生や生活が あの少ない文字の中に 凝縮されているのには 脱帽です。



其の上 この処 たのしみが又一つ増えました。
時折入選の中に見る <公田 耕一>さん。 なんとホームレスの方なのです。

勿論作者のお名前の上には 住所の都市が表示してありますが ホームレスと表示してあります。

朝日の歌壇に入選するくらいの方ですから 詠まれる詩も 其の方の学歴の深さや
昔の生活を 忍ばせるものです。

全共闘の時代に青春を過ごされた方のようです。
新聞社も 連絡出来ず ご本人の 投稿待ち とコラムで読んだこともあります。

コインを握り カップラーメンを買うか 月曜日の新聞を買うか 迷う詩を読んだこともあります。


ちなみに 昨日の入選の詩
  リサイクル文庫にひっそり黄ばみたる 「清唱千首」戀の部を読む
              ホームレス  公田 耕一

ホームレスになりつつも なお活字に憧れ そして恋いの詩に 胸をときめかせる私も 見習いたいものだをつくづく思いました。

段々老いてゆく自分を感じながら 針を動かしていますが 何も怖いものは無く
タンゴやジルバのリズムに浮かれ 胸ときめかせていた 遠い遠い昔を チラッと思い出していました。     
コメント (2)
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