端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

百姓もどき

2016-05-29 | 思うこと

3月の末に 田植えをした早期水稲は 株も増えすくすくと育っています。

この時期 水路の水を遮断し 稲の水を止めてしまいます。

中干と呼んでいますが これから花をつけ黄金色の実をつけるためには 踏ん張って根を張ってもらわねばなりません。

そんな時期 水の止まった水路の 草刈は大事な共同作業です。

穴熊さんも 空模様を気にしながら カッパを着て出かけました。

半日作業ですから 終われば集会所でみんなで ワイワイと懇談会です。

地区の 集会所の庭で 冷たいビールに焼酎 焼肉です。

穴熊さんは いつものように私に おにぎりを作るように 言いつけて出かけました。

大きな機械や 設備を投資して 米つくりをしている農家もありますが 先祖から受け継いだ田圃を 手放すこともできず 荒れた土地にしている田圃も 見かけます。

自家用に消費するだけを 耕作するサラリーマンも 色々委託をすれば米を買って食べるほうが はるかに安くなります。

国も 重い腰を上げ 零細な土地所有者の土地を預かり やる気のある大型農家に 委託する制度が 少しづつ動き出したようです。

大事な草刈行事を 終え 稲が花をつけ 稲穂を垂れるまで 台風や害虫 病気の心配をしなくてはなりません。

わが子を心配するように 稲の心配を 人並みに心配しています。