端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

糸 瓜

2018-12-29 | 思うこと

おしゃべりな私。

私がようやく 言葉を覚え始めたころ 筆まめな父は 私の目の前でハガキをポストに差し出しておくようにと 母に言いつけて

仕事に出かけたようです。

長屋住まいだった新婚のころの話です。

女同士おしゃべりがはずんだのか 母が忘れていたのか 事情は分かりませんが ポストに入れるはがき ご近所のお友達に 投函を頼んだょうです。

父が 帰宅し母に投函したか聞いたらしいのです。

それを聞いていた私「隣のおばちゃんに 頼んだよ」 と はっきり答えたようです。

子供は正直です。 父の激怒は想像できます。

それからの 夫婦喧嘩は 想像できます。

大人になった 私に「いつもお前はおしゃべりだから」 と戒めていました。

我を通して 結婚した私に 筆まめの父の何気ないハガキが インクの色も褪せ タンスの引き出しから見つかりました。

もう一度 あの時の事情を聴きたいものですが 父も母もすでに 黄泉の国です。

この糸瓜 友達におしゃべりの私が 「背中を洗う時の糸瓜はいいよね」と 私より一回りもお若い 縫物友達に 私がおしゃべりの中で 

話したらしのです。

暮れの忙しい中 「はいー 糸瓜よ 今年の垢きれいに落としてね。」と届けてくれました。

「私は 顔の皮は厚いけど 背中の皮を薄いのよ 手作りをもらったので使ってよ」と 糸瓜のボディーたわしを 持ってきてくれました。

おしゃべりした 私は忘れていたのに 友達は覚えてくれていたのです。

気をつけなければ。