始め ちょろちょろ 中ぱっば 赤ちゃん泣いても 蓋とるな と教えられたのは 私世代の人間。
今は 電気やガスの炊飯器にお米を洗って入れ 炊飯器の内側の 目盛りまで水を入れ スイッチオン。
そんな炊飯器に頼っていましたが 一人の時 コンビニでおにぎりを買ってくれば簡単ですが コメをつくっいてる穴熊さんに 申し訳ないと
一合の米を いつもの土鍋で炊飯することにしました。
洗った一合の米を 計量カップで 水を入れ ガスのコンロに乗せる。 点火する もちろんちょろちょろの火です。
鍋の蓋の間から 蒸気が揚がりいい香り 耳を澄ますと 音が聞こえます。 かすかな焦げのにおいで 火を止め 知らん顔で蒸らします。
耳で音を聞き 鼻で香りをかぎ 鍋を見つめて 自分が頼りの飯炊きです。
衰え始めた五感に働いてもらっています。美味しいおこげが おまけです。
1度の失敗で懲りましたが(おこげどころかこげだらけ)、
少量炊きたいときは、やっぱり土鍋を使いたいです。
0.5合でも炊飯器を使っております。
ご飯粒を、全部きれいに取らずにほんの少し残して、
おこげもちょっと残し、塩をパラパラとふって、
そこに熱湯を注いでふたをして少し置く…
要はおじやみたいになるのですが、
母の田舎では「おゆ」といったそうです。
炊飯器ではおこげができないから
「おゆ」のおいしいのが食べられない…と、
そんなことを言っていたのを思い出しました。
震災で停電があったとき、鍋でご飯を炊きましたが、
あのクツクツ、プクプク、という音は、
ほんとにおいしさを感じますねぇ。
一合炊き、はじめは要領がわからず、
芯があったり、焦げすぎたりで、
また、炊飯器に戻っています。
五感が衰えているのかしら、
また、試してみたくなりました。
二合炊いては残りを冷凍してでは
ちょっとさびしいことですものね。
あっ、今朝炊いてみようっと!!
一度失敗しても いいじゃないですか。
やってみる価値ありです。
レトルトや乾燥のものがあるにしても どんな危機に出会うやしれません。
焦げても 薄く塩を振って 懐かしい味を 楽しめます。