端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

配置薬

2006-03-26 | Weblog
昨日 舅が生活していた 別棟に風を入れに
行ったら 入れ薬の箱が目に付いた。

丁度 今ごろ 春休みの暖かい日に
嫁いだ 舅の娘 つまり義理の妹の孫が 五人揃って 
遊びに来たことがあった。
痴呆症がだいぶ 進んでいたので 目を放すことが出来ない
状態で 私は一日中 付いて回る日が多かった。

履物は 右左揃っていたことはなく 腰にはあらゆる紐を
巻きつけ 後には 礼服の白いネクタイまで 腰に巻いていた。

小学生の 孫達に会った舅は 分かるらしく ニコニコと相手を
していたが 一番上の六年生の孫は 話がかみ合わず おかしいと
感じて 私に色々聞いていた。

そのうち 舅が どこで見っけたのか お年玉の袋を五枚持ってきた。
「これは じいちゃんの気持ちだから 」
と 配り始めた。 

お金は 持たせてないのに と 思っていると 一番小さい子が
袋を 開け シップ薬を出した。

なんと お年玉の袋の中は 貼り薬が入っていた。
配置薬の箱を ひっくり返し 貼り薬を お金のつもりで
入れたようです。 

「あのね じいちゃんの お金はこれなのよ
帰って お母さんに 見せてね」   
子供達は それぞれ じいちゃんにありがとうの 言葉を
掛け ポケットに 入れて帰つて いった。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アドレスバー | トップ | アスパラガス »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメント有難う (yasuko)
2006-03-27 08:30:54
三年前ですと、まだ記憶も鮮明ですね。ご苦労様でした。経験は人格を深めると思います。お互い前向きに楽しく生きましょうね。
返信する
はじめまして (あまてらす)
2006-03-27 16:12:02
 我が家に15歳7ヶ月の愛犬(雑種)がいます。目は見えず耳は聞こえず、痴呆で前足は関節炎で不自由です。まさに命の火が消えかかろうとしているところ。食事をするにも、水を飲むにも排尿、排便にも手助けを必要とします。有難い事におとなしい犬で一言もほえません。

 私どもは両親が早くに亡くなっていますので、きっとこれはどちらかの親の生まれ変わりだろうと思い大切にあの世に送ってやろうと思っています。

  素敵なパッチワークのバッグですね。不器用な私は手先の器用な方にあこがれてしまいます。



 犬の介護で(人間の介護のご苦労の足元にも及びませんが)パソコンにゆっくり向かう時間もありませんが、このブログを読むのを今後も楽しみにしています。

返信する
yasukoさんへ (穴熊むの女房)
2006-03-27 21:13:36
お言葉 ありがとうございます。

ようやく 時計が回りだした気持ちです。

自分の時間 頑張りましょうね。
返信する
あまてらすさんへ (穴熊の女房)
2006-03-27 21:20:34
ブログ見ていただいて ありがとうございます。

愛犬の 毎日の介護 とてもよく分かります。家族の一員てすものね。

心残りのないように 介護してあげてください。

愛犬のためでもありますが 自分のためだと

後になったら 分かります。

愛犬も ちゃんと分かっていると 思います。頑張ってください。

返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事