超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・春爛漫

2025-02-22 00:03:14 | 自作俳句
味のよき伊太利亜パスタ春爛漫
春に買う日記四冊 時の嵩
いつも行く床屋潰れて春往生

パスタ屋で伊太利映画や春の午後
春キャベツクリームパスタ花が咲く
初めての床屋で春に切られ過ぎ

ドイツ響カイルベルトで春の暮れ
遠くから梅が香りて夢心地
春の犬公園の子と駆け回る

通販のお急ぎ便で春忙し
学校の同級生の春便り
春曇り余寒に一寸服を足す

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徒然俳句・河津桜

2025-02-21 00:03:12 | 自作俳句
数字から目が離せない納税期
春帽子被りて風になるつもり
ほろ苦く癖になる味蕗の味噌

卒業日二度と会えない人もあり
昨今は花粉を散らす春もなく
麓にはいつもの暮らし山覚める

陽炎の向こうに見える夢の人
番傘を閉じて見上げる朧ろ月
頬杖をついて束の間菜種梅雨

春寒に一帳羅を着て昼パスタ
春昼に玩具の棚を通り過ぎ
産院の河津桜を見に行かん
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徒然俳句・北あかり

2025-02-20 00:03:11 | 自作俳句
春の午後ポニーテイルの乗馬かな
八方に枝を広げる梅の花
草むらや細い隙間に春の川

道端に一輪咲けり黄水仙
下校時の子らが駆け抜け風光る
豆腐バー帰りに買いて梅薫る

人の庭鵞鳥春にも騒がしく
里の春ブリキ地蔵は今はなし
この辺りブリキ作家が春目立つ

春の宵三種の魚盛り合わせ
薄青の春暁白く透ける月
湯気の立つ春の食卓北あかり
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徒然俳句・ラナンキュラス

2025-02-19 00:03:14 | 自作俳句
春風や大型寒気来る予報
春の窓一歩出たなら余寒かな
猫の居る窓から見える水仙花

春眠や覚めると仕事次々と
見栄を切りワード入門読む日向
豆腐バーバジル以外は春旨し

春やせて皮八つ橋とぬれ煎餅
軽量中いちごの菓子が目に入る
ご老人春買い過ぎて荷も重し

瞳にも影を落としてユキシズク
世間では春は早くも雛祭り
店頭のラナンキュラスや走馬灯
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徒然俳句・上機嫌

2025-02-18 00:03:03 | 自作俳句
春曇り冬服がまだ闊歩する
春色のバスで街まで出掛けたし
春光の入る喫茶で人を待つ

ライナスがウッドストック撫でる春
春菊や支離滅裂なワード術
梅ならば遠回りして見に行かん

春の宵ふと目が覚めてよぎる過去
春薬師諦めかける懸想文
浮世かな弁天池は花日和

スケボーで春行く人や上機嫌
今年見た春の狸は今いずこ
縫いぐるみ皆集まりてチョコ贈呈
コメント (2)
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