超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">スヴェトラーノフのマーラー全集、重戦車の噴煙</span>

2012-08-13 00:21:54 | 無題


ブーレーズのマーラー巨人を聞き、
そのあとスヴェトラーノフのマーラー全集を聞く。
スヴェトラーノフは音作りは鋭角的だが、主旋律がむせび泣く。
ロシアの大地を思わせる。
ここぞというときに打楽器が強打し、低音が轟き渡る。
スヴェトラーノフの演奏をロシアの重戦車という人がいるが
まさしくそのような重戦車の行進のような迫力。
コンドラシンのマーラーよりだいぶ時間を掛けて演奏されているが
その長さはむせび泣くための時間のように感じる。
概してどの曲もテンションが高く、効果的にメリハリをつけて盛り上がる。
私が聞いているのはベネツィア盤で現在は廃盤だが中古CD店で時折見掛ける。
ブーレーズのよく交通整理された現代的なマーラーと
スヴェトラーノフのロシアの血が騒ぐマーラーではえらい違いがある。
スヴェトラーノフのマーラーには行進の噴煙みたいな音の厚みを感じる。
やはり交響曲の演奏にはお国柄が出る。
スヴェトラーノフのマーラーは熱く、テンションが高い。
スヴェトラーノフのマーラーは主旋律はすすり泣き
他方、低音部で轟音を響かせるのである。
思わず手に汗握るアドレナリン全開のマーラー全集である。
マーラーと言っても千差万別。ところ変われば音変わる。
マーラーの聞き比べに興味津津の私である。

噴煙を上げて戦車が走り去るロシアの大地語るマーラー



コメント
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