クーベリック・シンフォニー・エディションが今日到着した。
ハイティンクと同じく縦長の内箱にふたを被せるタイプだ。
クーベリックの渋い写真が白黒で印刷されている。
さっそく、ベートーヴェン交響曲全集から聞いている。
一番、二番、英雄、八番、四番、田園、運命、七番、第九と並んだ順に聞いている。
クーベリックは偶数番を得意とするが、英雄、運命、七番、第九も名演である。
世界の9大オケを振り分けた珍しい全集として知られている。
高音から低音までよく鳴る盤である。高音が強めに聞こえる。
最近、エルガーやディリアスを好んで聞いていた。
エルガーは聞き終えたがディリアスは道半ばである。
そんな折、クーベリックが届いた。
またベートーヴェンやマーラーやシューマンやドヴォ全である。
盤の違いを聞き比べするのが楽しい。
ベートーヴェンはイタリア盤と日本盤を聞いたことがある。
今回のEU盤はイタリア盤に音が近いが、ピッチの違いは修正されている。
日本盤が一番音を幅広く拾っているが、EU盤の乾いた響きも好ましい。
これからしばらくはクーベリック三昧で音楽に耽溺したい。
これから何週間もマーラー、シューマン、ドヴォ全を聞き続けるのが楽しみだ。
最近、堅実な指揮者のエディションが時折発売されるのが嬉しい。
持っているCDを取り替え引き換え聞いて、日々を乗り切りたい。
ドイツグラモフォンの名盤がまとめて聞けるのは嬉しい限りだ。
堅実な渋い指揮者の集成を取り替えて聞く初夏の僥倖