一年で聞き込んだCDです。
シノーポリのブルックナー選集。シュターツカペレ・ドレスデンの木管の響きが美しい。
ヴェネツィア盤のコンドラシンのマーラー選集。テンポが速く粗削りだが逼迫感ある。
ベルナルド・ハイティンクのマーラー選集。ベルリンフィルの艶と厚みが凄い。
バーンスタインのシベリウス全集。完成度が高く密度の濃い名演揃い。
フェドセーエフのレリーフ社のチャイコフスキー全集。旧盤から待たされた期待の全集。とにかく熱い。
アルフレッド・パールのベートーヴェン・ピアノソナタ全集。アラウやケンプのリリカルさと更なる技巧を持つ。
ディノ・チアーニのベートーヴェン・ピアノソナタ全集。切れ味が鋭い。録音がプライベート音源で貴重。
バーンスタインのグラモフォンのシベリウス選集。とにかく遅い。泣ける。祈りのような圧巻のシベリウス。
バーンスタインのグラモフォンのチャイコフスキー後期作品集。悲愴の破格の遅さは特筆に値する。これも圧巻。
今年出た全集で一番聞き込んだのは、オイゲン・ヨッフムのグラモフォンの交響曲集。音が古色で貴重な音源。
ラファエル・クーベリックのグラモフォンの交響曲集。クーベリックの音は温かく、端正で、好ましい。
ヨゼフ・スークとヤン・パネンカのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全集。スプラフォン全盛期の録音で音が素敵。
けれども何と言っても今年一番聞き込んだCDはレナード・バーンスタインのソニーのチャイコフスキー全集。
バーンスタインはグラモフォンの一連の録音が有名でCBS時代は普通すぎて今一つと称されることが多い。
だがシベリウス全集もそうだがバーンスタインのこのチャイコフスキー全集、入魂の名盤である。
今年の収穫はチャイコフスキーの交響曲に目覚めたことが挙げられる。
今回挙げたなかでハイティンク、ヨッフム、クーベリックは今年の新譜であり大きな収穫だった。
来年も慎ましく音楽鑑賞にのめり込みたい。
一年を振り返りつつ聞きながら名盤ぞくぞくで夢だらけ
今日はラジオで栗コーダーカルテットの特番を聞く。
栗コーダーカルテットの演奏するベートーヴェンの運命は爆笑。
知久さんの伴奏の音源も聞けてラッキー。
年末年始に放送するフリードリヒ・グルダ特集も気になる。
スーパーで食材を買出しに行き
帰ってきて未聴だったムーンライダーズの青空百景ライブのCDを聞く。
青空のマリーを慶一さんが歌っているのは新鮮。
アンコールはスカーレットの誓いとOKパドゥドゥ。
このCDには実験テープループとかの入ったおまけのCDがついている。
続いて活動休止前のアルバムCiao!を聞く。
災害を思わせるMt.KX、陽気なハロー・マーニャ小母さん、
博文さんのオカシな救済、感涙のかしぶちさんの
ラストファンファーレなどを続けて聞く。
今聞くと結構懐かしい曲が多い。
それから最後にカルロ・マリア・ジュリーニと
ベルリンフィルの第九を聞いている。
この録音は第一楽章から第三楽章までと、
第四楽章の録音が別々に録られている。
厚みのあるベルリンフィルの響きが聞ける
堂々とした名演。だんだん盛り上がってきた。
ゆく年をいろんな曲を聴きながら送って次の年を迎える