松田聖子とはっぴいえんど
言わずと知れた
作詞家は
松本隆さん
アルバム『風立ちぬ』では
大瀧詠一さんの作曲があり
アレンジに鈴木茂さんも顔を出していた。
残りの細野晴臣さんが
満を持して
この
硝子のプリズム の作曲で
松田聖子さんに絡んできた。
アイドルに関わった 日本語のロックグループ
単なるアイドルではなくなった
松田聖子さんの売り出し方とニュース性
この『硝子のプリズム』は
夜のヒットスタジオで
多分、初披露したと思う。
もともと
『ピンクのモーッアルト』のB面に入ってる曲で
両A面扱いでもない限り
歌番組で披露することはないのが普通。
でも
松本隆さん
描く
振られる女性の引き際の
心の機微を絶妙に描いているところと
細野晴臣さんのpopなメロディラインが
すごくマッチして
松田聖子作品の中でも上位に入る歌だと思う。
(助手席に馴染んだ 身体のライン 明日からあの娘が足を組むのね…)
寂しさと悔しさを上手く表現してる
(私よりkissが上手? そんな事聞けるわけないね)
あくまでも
負けてない事と
振られる彼に向けて
私の価値を認識させたい
気持ちがいじらしいくらいに
情景と仕草で表現されてる。
(仇名で呼び合ったり 二人なのにね 名前に さんつける 距離が寂しい)
まさしく別れゆく二人の終わりの状況を
呼び合う言葉で表現されてる。
もう他人の域に置かれてる彼女の泣きたくなるほどの悲しさが
この2行の詩で
ひしひしと伝わる。
これほどまでに短い言葉で表現している
松本隆さんの詩の世界は
見事 としか、言いようがない。
夜のヒットスタジオで
刈り上げヘアと髪を立てて
少しボーイッシュに変身した
松田聖子さんが
歌った印象的だった。
『硝子のプリズム』
昨日のことのように
覚えてる。
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