人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

優しい人達とフルートの音色

2017-02-18 22:20:46 | 80はミステリーゾーン
私がフルートを吹き始めたころの先生の演奏会が
平安神宮を東に行ったところの岡崎であった。

会場は「音楽空間ネイブ」といって、70歳で初
めて人前でフルートを吹いたところであった。

その時、シャンソンの「愛の讃歌」を吹いたが、
歌も歌った。

いまから振り返ると、誠にあつましいことをやって
いた。

シャンソンは、先日「恭しき娼婦」を主演されたシ
ャンソンの先生から習っていた。

70歳代は歌に楽器にやる気十分。70の手習いは
趣味の範囲を広げたが、がんも体験した。


ところで、この日は地下鉄とバスを使って岡崎まで
行ったが、買い物をした大丸から40分もかかり、
演奏会場には5分遅れであった。

烏丸丸太町のバスストップでダイヤを見つめていたら
年配のおじさんが「どこまで行く」と声をかけて来た。
「天王町まで」と言うと「93番と204番や」と教
えてくれた。「今日は込んでいると思うよ」

おじさんの見込み通りバスは満員だった。同じバスの
おじさん「ここ座れる」と自分は立って椅子を勧めて
くれた。

遅れて入った演奏会場では、満員だったが、急いで
イスをもってきてくれた人がいた。

親切な人に接した後、ゆったりした気分で先生の演奏
を聞いた。