56歳のある主婦は20数年続けた
日記をやめた。
内容が文句や不満が多いことに気づ
いたからだ。日記を読み返す気にな
らないのと、後々家族に見られたら、
という心配もあった。
1年後、日記は再開された。
その内容は、「うれしかったこと」
だけを書く。
「今日はお天気が良く洗濯物が早く乾
いた」、「娘が仕事帰りにケーキを買
ってきてくれた」
特別なことがなく平凡な日常でも何か
しらいいことがあるものだ、として「感
謝の日記」と名づける。
何も生まれるものがない「愚痴」よりも、
小さなうれしさに光を当てた。
人生が豊かな気分になるだろう。
(朝日新聞「ひととき」から)
日記をやめた。
内容が文句や不満が多いことに気づ
いたからだ。日記を読み返す気にな
らないのと、後々家族に見られたら、
という心配もあった。
1年後、日記は再開された。
その内容は、「うれしかったこと」
だけを書く。
「今日はお天気が良く洗濯物が早く乾
いた」、「娘が仕事帰りにケーキを買
ってきてくれた」
特別なことがなく平凡な日常でも何か
しらいいことがあるものだ、として「感
謝の日記」と名づける。
何も生まれるものがない「愚痴」よりも、
小さなうれしさに光を当てた。
人生が豊かな気分になるだろう。
(朝日新聞「ひととき」から)