ルナです。
2月も残すところ、1週間余りになった。
受験シーズンから、卒業、転勤、引っ越し・・・・・
そんな、冬が終わる気配と同時に、さようならの季節がやってきそうだね。
実は、ママさんも、この前、仲良くしていたショップの店長さんだったYさんと、
5年のお付き合いだったけれど、さようならの季節を迎えてしまったんだよね。

最後にもう一回・・・・
そう思って立ち寄ったけど、たまたま他の用事でお店を離れていたらしく、
お店の若い女の子から、「これ、店長からです。」
そう言って手渡されたのが、綺麗な水色の箱だった。
THANKS 「感謝」
ちょうどバレンタインの次の日で、
もっと早くにママさんが行ってあげたらよかったのにね。
きっと、「友チョコ」を用意してくれていたんだろうね。
もし、自分が居ない時にママさんが来たら・・・・って、頼んでくれていたみたい。
調べてみたら、7色の箱の色があって、
ママさんが好きそうなティファニー風の爽やかな箱には「感謝」の言葉が入っていたんだよね。

ママさんが、Yさんと出会ったのは、
まさに、お兄ちゃんが就職で関東へ行ってしまって、すごく寂しくなった頃だった。
お友達のRさんがある日電話をくれて、
娘さんに買ったキュロットスカートがとても気に入って、同じものが欲しいけどまだあるかなぁ~って、
そんな話題の中から、そのお店が、ママさんがいつも行っているモールの中にあるって言うので、
「それなら、ちょっと見て来てあげる。」
そんな些細なことから出かけて行ったお店だった。
そこで、応対してくれたのがまだ店長さんにはなっていなかったYさん。
色白で、清楚な秋田美人。
ほんわかな話し方も、当時のママさんを癒してくれるような人だった。
コロン姉ちゃんが亡くなった時も、ママさんと一緒にお店の中で泣いてくれて、
Yさんの飼っていたニャンコの話も幾度となく聞いた。
つまらないなぁ~って思う日も、Yさんのお店に顔を出して笑って帰る。
パソコン教室の後も、よく寄っていたね。
震災の日も、お店で被災し、
お客様を連れて津波から逃れるように避難所で一晩過ごした話も聞き、
お互いの無事を喜んだ。
ママさんのお友達にも、お店を紹介して、みんながファンになった。
ルナは、そのお店の隣のペットショップに居たんだよ。
一度だけ、シャンプーに来ている時に、Yさんが、お店を抜け出して、
ルナに会いに来てくれたんだよね~♪

モールの都合で、お店は、今月の17日で閉店。
今月の初旬に、お店が閉ってしまわないうちに・・・・
ママさんが会いに行ったら、Yさん、

誰が来ても泣かないで頑張ってきたのに・・・・・

ママさんも一緒に

この先の事を聞くと、本店がある秋田の大曲のお店の店長で転勤するそうで、
そのことが、ものすごく不安で、悩んでいるらしかった。
本店は、この機会に、大きく内容を変えてセレクトショップに転換。
何も良く解っていない若い従業員を一から教育して行かなければならないことへの不安が大きかったようだ。
でも、ママさんは、「あなたなら大丈夫! 自信を持って頑張って。」
仕事しか考えて来なかったって言うYさんに、
「今度はすこ~し、男性へも目を向けて、別な幸せも見つけてみたら?」
おせっかいなママさんのひと言に、Yさんは、間に合うかしら・・・って頷いていた。
36歳になるそうだ。

桜が咲く頃、角館を回って、大曲までドライブに行かない?
きっとママさんは、パパさんにお願いするんだろうなぁ~
小柄な体で、シャキッとして、いつも優しい笑顔のYさんの、
新天地での素敵な笑顔に会いたいからだよね。
さようならの季節が、いまは心に寒さを残して、
次の出会いの春をじっと待っているようだね。