こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

一目千本桜

2016-04-11 23:50:55 | 風の通り道

アメリカン・ブルーです。



昨日、今日と寒の戻り・・・と言うのでしょうか、
まさに花冷えの仙台です。
息子の幼稚園の入園式の日、その園庭で満開の桜を見ました。
私の中の、「仙台の桜の満開日」はそれ以来、4月11日と記憶されています。
そんな息子も、30歳を過ぎ、
今は、結婚式の準備に忙しそうです。
7月の挙式まで長いなぁ~と感じていましたが、
残すところ3ヶ月となりました。







ここは、白石川堤一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)です。
全国お花見スポット人気ランキング・・・なんと5位
ルナも花見記念写真です。

時間が夕方だったことと、空が曇・・・
そこがちょっと残念でしたが、
寒さと強風も何のその!!
橋を渡って延々と連なる一目で千本の桜が見られるその場所は絶景です。








わが家の二代目一人娘のルナにもお姉ちゃんが出来て、
昨夜、家族ラインなるものが設定されて(笑)
そのアイコンにめでたく収まったわけですが、
息子だけの時にはあり得なかったものが設定されるわけで、
その楽しさも「お花見」には負けません。







夫が最後の花見・・・・
そんな事を言って、平成5年の春、
2人でJRの在来に乗って白石まで行ったのも、
息子が小学校の2年生でした。
この河原の傍には「船岡駅」があって、その周辺は電車が減速して桜のトンネルを楽しませてくれるのです。
そこで下車せず乗り続けて、白石で名物の「白石うーめん」を食べて帰りました。


ここへ来るといつもその時を思い出します。
でも、もう当時の悲壮感は全くありません。
還暦を迎えるまで毎年お花見は続きました。
特に夫はお花見が大好きです。
そこに息吹が散りばめられているようで元気を貰えるのだと思います。







船岡駅の向う山には、船岡城址公園があって、
そこへ辿り着いて間もなく夕暮れ時間となって、
公園には灯りが燈り始めました。








そろそろ、夜桜見物や宴会の人も出てくる時間。
枝垂桜はライトアップで、程よく幻想的な彩りを見せてくれました。







震災から5年・・・
今年は福島の花見山にお花見へ行きたいと思っていました。
しかし、桜はとても駆け足で、
引っ越しと新天地の職場に休む間もなく、
萌えるような花見山は今年は夢で終わりました。
仙台周辺の桜も、もう今回で終わりかもしれない・・・
そんな気がしています。








それでも、また、夫とルナと花巡りが始りました。
花はタイミングが大事で、
それは人の出会いにも感じることです。
昨日だったら・・・
明日だったらよかったのに・・・


出会いと希望を連れてきてくれた家族と共に、
今年は自分の失ってしまった「華」を探して、
胸元に小さく飾りたいと思うこの頃です。






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花巡り始動  七ヶ宿・水芭蕉の群生地

2016-04-11 10:57:39 | 風の通り道

アメリカン・ブルーです。


米沢からの帰り道です。
まだ遅い時間でもなかったので七ヶ宿経由で白石へ向かいました。
国道113号沿いにある玉の木原水芭蕉群生地には必ず寄ります。
昨年は、秋田県の仙北市田沢湖町の刺巻湿原で水芭蕉に出会い、
その素晴らしさに感嘆しましたが、
宮城県では、私の中ではこの場所が一番おススメです。








この湿原は道路わきからすぐ見える場所にありながら、
遊歩道を歩いて周るコースは、自然の中にすっぽり抱かれる感覚で、
時を忘れます。







夫の新しい部署での生活は、
身体にはさほど優しくはなかったようで・・・(笑)
もちろん、働くということはそう言う事でもあるのでしょう。
元々、何事も手を抜けない性格なので、
相変らずの延刻帰宅ではありますが、
だからこそ、休日のこんな時間は大事にしなくてはと思っています。













山肌にかすかに残雪があって、ここは未だ浅い春。
この翌日の地元紙に寄れば、まだ三分咲きとのこと。
想えば、米沢へ向かうのは毎年GW前後の事。
その分、例年よりも白が際立って、花嫁のドレスのようだと思いました。


昨日、結婚式の衣装合わせだった新婚カップルから写真がたくさん送られてきました。
そんな衣装をいろいろ見て楽しんでいた私ですが、
ふと、35年前の自分はどうだったのだろう?
何年も開いていないアルバムを出してタイムスリップしました。
そこに居る私は25歳のとってもスラリとした別人でありました(笑)







テーブルの上に置いたままのアルバムを、
帰宅した夫も「あら・・・・・・

時は山の中に忘れてきたようで、
こころは、「病めるときも健やかなるときも・・・」
そのままであります。



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