社会:ZAKZAK
2009年07月07日(火) 0時00分
日本郵政グループで不可解な資金の流れがあることが7日、分かった。ゆうちょ銀行から、窓口業務を行う郵便局会社に支払われる手数料が昨年8月、会計年度の途中にもかかわらず突然引き上げられたのだ。アップ分は今年3月までに300億円近くに上り、同社の利益を押し上げた。関係者は「郵政民営化が順調なようにみせかける施策では」と指摘する。
2007年の郵政民営化により、持ち株会社である日本郵政の下に4社がぶら下がる組織形態になった。窓口業務を行う郵便局会社、手紙など郵便業務を行う日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の4社だ。
このうち、郵便局会社はゆうちょ銀やかんぽ生命から受け取る業務代行手数料などが収益源となっている。(以下略)