河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学 会社はヒマつぶし? “仮面夫婦”化させる、“白い嘘”だらけの求人広告(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース
(前略)「ウソ!」と、思わず耳を疑いたくなるような一言が飛び出した。それは、「なぜ、働くのか?」との私の質問に彼らが返した一言だった。
「暇つぶしです」
なんと彼らの多くは、働く理由を「暇つぶし」と言い切ったのだ。
他にも、
「仕事をしていないと、時間があまってしまうから」
「働いていないと、変な人と思われてしまうから」
「え? だって大学出たら働くのが普通なんじゃないですか?」
「あっ、そ、そうですか…」。聞いた私が悪かったと思うような答えが相次いだのである。
念のため断わっておくが、これらは1つの企業に勤める社員から聞いたものでもないし、特定の会合に集まった社員から出てきたものでもない。今年に入って私が数回行ったインタビューや講義、あるいは講演会に参加した若手社員にランダムに聞いた中で返ってきた意見である。
“レベルが高い”と思われる若手社員が「暇つぶし」と答えた
暇つぶし…。
「お金のため」「生活のため」なら、まだわかる。百歩譲って、たとえ本当に「暇つぶし」と思っていたとしても、それを大勢の人がいる講演会場や、初対面の講師の前で、普通は言わないでしょう。
だいたい今の20代は、KY(もう古い!)とかなんだとかいって、周りと合わせたり、周りからどう見られているかを気にする世代だったんじゃなかったっけ?
ひょっとして、彼らは「暇つぶし」と答えることに対して、少しも恥ずかしさや、気まずさ、抵抗感を感じていないってことなのか。それとも、周りを一切気にせず、車内で化粧する時の心理に近いのだろうか。
いずれにしても、昭和世代の私にはどうやったって理解できない。彼らの上司でもなんでもない私ががっかりするのだから、彼らの上司たちが聞いたら、「まあ、そんなもんですよ」と表向きは取り繕いながらも、心の中で「本当かよ」とがっかりすることだろう。 (以下略)自分の長所、短所を知るにはこの本はいかがでしょう。
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目次
【第1章】 面接の心得と完全攻略10か条
【第2章】 本当の自分を伝える「自己紹介・自己PR」
【第3章】 その人の本気度がわかる「志望動機」
【第4章】 考え方や人間性をみる「人柄を探る質問」
【第5章】 あなたは試されている「答えにくい質問」
【第6章】 知識と理解度をチェック「業種・業界に関する質問」
以下本文中より。
「面接はあなたと企業の“お見合い”の場」
面接の目的は“相性”をみることだ
企業が人材を採用するとき、最も重要視するのは面接である。
(中略)
企業は、応募してきた学生と自社との相性がよいか、実際に会ってみて、見極めようとする。(以下略)この本とは別に、ある会社の人事担当をしている人の話を聞いた事がある。
「当たり前の事だが、人事担当は嫌というほど人を見ている。
チョッと変わった人だな。何を考えているか見えない。など、危険だなと思いつつも、それまでの経緯でしかたなく採用する時がある。
その時は長所をプッシュするしかない。
オイラ君もビックな短所だけは持たない方がいい。模範解答よりも誠実が一番です。」と、教えて頂きました。