全日空、計29便を欠航=書類不備で再点検、2400人に影響(時事通信) - goo ニュース
全日空は31日、同社が保有するエアバスA320型機の12機で、委託した整備の書類に不備が見つかったため、再点検すると発表した。作業は9月1日朝までに終わる見通しだが、中部国際空港や新千歳空港などを31日発着する国内線計29便が欠航し、約2400人に影響が出た。
全日空によると、同型機の定期的な整備を中国・上海の現地企業に委託していた。国土交通省が30日に定期監査に入ったところ、整備記録を記した書類に不備が見つかり、主翼にある部品の取り付け状況をきちんと検査したかどうか分からない状態だった。
全日空が整備の終わった機体を引き取るときには気付かなかったといい、中には1年3カ月間、書類が不備のまま飛行していた機体もあった。