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未来の選択 僕らの将来は、政策でどう変わる? (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES) |
ディスカヴァー・トゥエンティワン |
内容紹介
政治のことはよくわからないから、政治家たちに任せておけばいい。選挙に行っても誰に投票すればいいかよくわからない。
というか、誰が当選したって同じでしょ? どうせ何も変わらない。だから、自分には関係ない。
そんなことを思っている人もいるかもしれない。でも、そんなことはない。
自分には関係ないと思い選挙に行かなければ、政策はどんどん投票率が高い人たちに向けたものになってしまい、より政治が遠くなってしまう。
政治家たちは当選するために、確実に投票してくれる人々に対する政策を打ち出していくからだ。
選挙では何も変わらないと思う前に、自分たちの手で、日本の未来を変えることについて考えてみてほしい。
それはつまり日本に住む自分たちの将来を考えることでもあるからだ。
自分たちの将来のために、今、日本の政治問題をどのようにとらえて、何を考えればいいのか。
政治の争点といわれるものに、いったいどんな意味が隠されているのか?そもそも自分自身はいったい、どんな考えを持っているのか。
本書は、そういった疑問を紐解くためのキーノートだ。
具体的には、日本政策学校という学び舎に集った私たちが考えた、7つの論点、「政治主導と官僚制」「税金と社会保障」「景気対策」
「雇用問題」「原発とエネルギー問題」「憲法改正と徴兵制」「TPPと外交」に関して、
基礎知識と問題意識を共有し、政策について解説や識者の意見をまとめた。
さらに、それぞれの政策においての簡単な質問を用意し、それに答えると自分の立ち位置がわかる「政策ポジション図」を作成した。
各政党や政治家、識者などのポジションもわかるようになっている。また、それぞれのポジションにおける代表的な意見も掲載してある。
それぞれの問題について、持論を整理、明確化し、日本の将来の選択を進めるものになるはずだ。
そして、最後に私たちが考える、明るい日本の未来像を描くために大切な2つの「ボーダレス」を紹介している。
本書が、みなさんが政治や社会のこれからについて考え、自ら“未来の選択"をするきっかけとなれば幸いだ。
著者について
日本政策学校
主義主張・政党を超えた自由な議論を通じて多様な民意が反映される「民主主義の透明化・双方向化」を実現するための政治リーダー育成・輩出を目的として、2011年11月に創設。
理念・政策が不明瞭な日本政治。その弱点を克服するために、自民党から共産党まで、全く自分の意見と正反対の意見を持つ講師、あるいは受講生と議論・研鑽することで、
自らの政策をブラッシュアップしていく、日本では極めて稀有な場。
金野索一(こんの さくいち)
一般財団法人 日本政策学校 代表理事 公益財団法人 東京コミュニティ財団 評議員 コロンビア大学国際公共政策大学院修士課程修了