先程、本屋さんに行ったら偶然職場の同僚にバッタリ。
本屋さんでバッタリもビックリしましたが、あの広い本屋で会う確率を検証して見たくなりました。
ある方が「偶然は無いのですよ。全てが必然と考えれば何かの縁と、その出会いその場に感謝出来るのでは。これが出来ないと人のつながりも深まらない」と。
さてと、新たな出会いを求めて飲みに行こうかな。
これだから「いい歳して」と言われるんだよな。
どうしてみんなネット書店が好きになったのか?(dot.) - goo ニュース
綿密な取材と圧倒的なリアリティーで読者を魅了し続ける作家の楡周平さん。作家になる以前、フィルムメーカーのコダックに勤めていた楡さんは、作家・林真理子さんとの対談で「出版業界はかつてのフィルムメーカーと同じ道をたどっている」と鋭く指摘している。
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楡:僕は出版業界に危機感を持っています。既視感があるんですよ。
林:コダックのときですね。
楡:ええ。産業自体がドシャッとつぶれちゃうという。足元に火がついてるのはたしかですよ。ほんとに危機的状況にあると思います。ベストセラーを出し続けて高い収入を得ている人たちにしたって、出版社がつぶれ、書店がつぶれたら、市場がなくなっちゃうんですから。100人で支えるのと5人で支えるのでは、市場の重みが違います。
林:年金みたいなものですね。
楡:そうです。作家もそうですけど、編集者の人たちも、どれほど危機感を覚えているんですかね。
林:経費削減でわりと危機感は持ってると思いますけど。
楡:でも、そのわりには家を買っちゃったりしてるじゃないですか(笑)。どうして何十年も先のローンまで抱える自信が持てるのか、不思議でしょうがないです。僕は自分の5年先10年先に戦々恐々としてるんですから。
林:私も戦々恐々で、10年後いまの収入は得られないと思ってますよ。そのとき出版文化は存在しているかどうか……。
楡:『「いいね!」が社会を破壊する』にも書きましたが、本当に怖いのは書店の崩壊なんですよね。
林:そうなんですよ。「駅ナカ」にも本屋はあるし、私鉄の駅前にだって本屋があるのに、なんでみんなネット書店が好きになっちゃったんですかね。
楡:やっぱり便利だからでしょう。
林:みんな会社に行くんだから、帰りに買えばいいじゃないですか。
楡:書店は品切れがありますけど、家まで持ってきてくれるのが大きいですね。だから書店もどこまで頑張れるかなと思うんです。いま現在1兆7千億円の市場があることはたしかなんですが、年々悪くなってるんですよ。ビジネスには採算分岐点がありますから、それを割ってしまった段階で、商売として成り立たなくなってしまいます。
林:あるIT関係の人に「このままいくと書店がなくなりますよね」と言ったら、すごく無邪気に「書店がなくなって何がいけないの?」って言われちゃいました。
楡:そういう人たちが今あるビジネスモデルを怒涛の勢いで崩して、次のビジネスを何とかものにしようと思ってるわけですから、従来の出版に携わる人間は、どうしても動きが鈍くなりますよね。かつてフィルムで起きたことと同じ構図ですね。