次号の発刊を毎回楽しみにしていた「みをつくし料理帖」も、ついに完結となりました。
主人公:澪の心に影を落としていたさまざまな難題も、解決の方向へと導かれ、新たな道が開かれていきます。自分を支え、深い関わりがあった親しい人々の幸せを見据えながら、澪自身も自らの幸せを求めての一歩を踏み出します。
まだ読んでいない方もいらっしゃるでしょうから、ストーリーに沿った感想は省きますが、安堵の思いで最後のベージを読み終えることができました。
「天の梯〈かけはし〉」というタイトルは、澪自身と登場人物たちがこれから描いていくであろう未来を象徴する意味合いもあるのでしょうか。一歩ずつ天に向かって梯を登り続けていく姿が目に見えるようです。
『食は天なり』 自らの使命を悟った澪は、故郷である大阪で 新たな店「澪つくし」に 集う人々が食の喜びを体感し、天の恵みを体と心で味わうことができる 料理を創り続けていくことでしょう。迷い道に立った時には、そばによりそう愛する人が、何よりの心の支えとなってくれることでしょう。
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