あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

クウタのしっぽ

2011-02-03 22:20:26 | インポート

犬がしっぽを振る時は,一般的にはうれしい時,楽しい時,機嫌がよい時だと言われています。我が家の愛犬クウタも,よくしっぽを振ります。しかし,クウタの場合は,見境なく誰にでも振ってしまいます。どうも人間は分け隔てなく誰でも大好きなようです。飼い主としては,複雑な気持ちになります。玄関近くに犬小屋がありクウタがいるわけですが,我が家を訪ねてくる人には,ほえることも怖がらせることもなく対応してくれるのでよいのですが,番犬としての役割は果たせそうもありません。もう,10年も越えてこの状態ですので,このおだやかな性格はクウタの長所として認めることにしています。

前にも紹介したことがありますが,クウタは雨降りが嫌いです。体全体が水にぬれたりするのは嫌いなようです。雪が降っても同様で,雪が降り始めると犬小屋に避難してしまいます。こんな時には,近くに行っても犬小屋からは出てきません。でも,近づくと犬小屋からパタパタパタパタと音が聞こえてきます。犬小屋の床にしっぽのあたる音です。この音が聞きたくて,雪の降る日は時間を問わず,クウタの様子を見に行く時があります。せまくて暗い犬小屋の中でじっとして,さびしい思いでいるのかもしれません。そして,あのパタパタを聞くとやはりクウタの頭をなでたくなってくるのです。

もし人間に犬のようなしっぽがあったらどうでしょう?そのしっぽの動きを見て相手の思いを容易に汲み取ることができるかもしれません。ああ,この人は自分に好意的なんだ。あの人は,口では好意的なことを言いながら,本心は違う。……怖いですね,こういう状態になっては…。

好きな人と会ったら,多分しっぽはパタパタパタパタ激しく振られることでしょう!……。何となく楽しくなってきますが,やはり人間にはしっぽがなくてよかったのかもしれません。

かんじんなものは目には見えない。心でさがさないと……。星の王子様の一節を思い出します。

今日は,節分。旧正月では元旦でもあります。

改めて 『明けまして おめでとうございます! 健康で 幸多い 初春の日々でありますように!』

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もうすぐ 春ですね

2011-02-01 10:45:41 | インポート

今日から2月です。時の流れの早さを改めて感じます。

天気予報では,今週は少しずつ寒さがゆるみ,平年よりも温かい日が続くそうです。立春の2月4日(金)は,最高気温は9℃で最低気温は0℃の予想です。厳しい寒さも峠を越し,文字通り春の訪れを体感できるのではないかと思います。春の訪れを待つ思いや春が来た喜びをうたった歌がいっぱいありますが,メロディーはもちろんですが歌詞もいいですね。

次の歌の歌詞はどうでしょうか。自分の好きな歌をいくつか取り上げてみました。

◆早春賦  吉丸一昌 作詞,中田 章 作曲

  春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど

  時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず

     こおり解けざり 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく

     きょうもきのうも 雪の空 きょうもきのうも 雪の空

        春と聞かねば 知らでありしを 聞けばせかるる 胸の思いを

        いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か

◆どこかで 春が 百田宗治 作詞,草川 信 作曲

    どこかで春が うまれてる どこかで水が ながれ出す

       どこかでひばりが ないている どこかで芽の出る 音がする

          山の三月 そよ風吹いて どこかで 春が うまれてる

◆花の街  江間章子 作詞,團 伊久磨 作曲

    七色の谷を越えて 流れていく 風のリボン

    輪になって 輪になって かけて行ったよ

    春よ 春よと かけて行ったよ

        美しい海を見たよ あふれていた花の街よ

        輪になって 輪になって 踊っていたよ

        春よ 春よと 踊っていたよ

◆春の風   和田徹三 作詞 広瀬量平 作曲

  ※ルル ルルールル ルル ルルールル ルル ルールールルールー

    春の風は かけてゆくよ ルル ルールールルールルー

  プクプクふとった木々の芽を スィースィーとなでながら

  おはよう おはよう おはよう おはよう 春だよ 春だよ

    ※ 繰り返し

      小川のはしゃいだせせらぎに シャパシャパシャパッと歌わせて

      踊ろう 踊ろう 踊ろう 踊ろう 春だよ 春だよ

           ※ 繰り返し

              れんげにタンポポつくしんぼ コチョコチョコチョとくすぐって

              遊ぼう 遊ぼう 遊ぼう 遊ぼう 春だよ 春だよ

口ずさむと,春の中にいるような気持ちになります。レオ・レオニの絵本『フレデリック』に登場する のねずみたちのような気持ちです。

絵本の終わりの方に,冷たく長い冬が続き,食べ物も少なくなり,わらもなくなってこごえそうになった のねずみたちの様子を描いた場面があります。そのときに,のねずみたちはフレデリックがあつめていた おひさまのひかりや いろや ことばを思い出します。そして,みんなで「きみがあつめたものは,いったいどうなったんだい?」とたずねます。フレデリックは,集めた おひさまのひかりや 青いアサガオ 黄色い麦の中の赤いケシ のいちごの緑の葉っぱ などのいろのこと,空に住んでいる四匹の小さなのねずみのことを 詩人のように 語ります。 のねずみたちは,暖かい太陽の光につつまれ,美しい色とりどりの自然の色が心の中に広がり,空に住むのねずみたちの姿に自分たちの姿を重ねて,温かく幸せな気持ちになります。

春がどんなひかりやいろやことばで,その訪れを告げるのか,フレデリックのようなハートでそのひかりやいろやことばを集めていきたいものですね。 

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