先週の破裂の方はVACを続けて、お腹のむくみも取れてきましたので、6日経って閉腹することに。
予定のMICSAVRがありましたので、斜め入室でMICSの麻酔導入中に閉腹。斜め入室ありがたいけど、こっちは休めない。
MICSAVRもスコピストが見つからず、直視下にしようか迷っていたら、研修医が参加してくれることになり予定通り完全鏡視下で。
完全鏡視下のAVRもようやく安定してきました。やり方が決まってきたこともありますが、糸が絡むことも無くなり、M弁もちょこちょこあるので、みんなが鏡視下に慣れてきたのかなと。
今日もポンプ離脱まで2時間半ぐらいで順調で3時間で終わるかと思いきや、ポンプ中にしっかり追加縫合もして、止血剤貼ってきたのに最後はアオルトトミーの針穴の止血でやはり少し時間かかって3時間半。
大動脈壁は薄くなかったですが、弱かったですね、針穴が止まらないパターンで、止血剤貼って圧迫して止まったパターン。80代ですので仕方ないかな。
やはりいつも最後はここだよ。
完全鏡視下でのアオルトトミーの止血は手が入らんから、伝家の宝刀である圧迫がやりにくい。今回はラパロガーゼがちょうど使いやすかった。やはりそれ用なのである。
ポンプ中に完璧にしてても、ある時はあるな。
たかが針穴、されど針穴。