金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 神戸新聞杯・オールカマー

2020-09-28 06:55:28 | 競馬

 まずは神戸新聞杯スタート直後に中段で馬込みに入れた福永騎手でしたが、まるで菊花賞の予行演習をしているよう。周囲を囲まれても、自信を持ってジッと動かず。コントレイルも福永騎手の指示を信じて全く慌てない。4コーナーを回っても、なかなか前が空きませんでしたが、それでも直線で進路を見つけると、馬なりのまま一瞬で先頭へ出て、そこで騎手が合図を入れたら、全く他馬とは次元の異なるスピードで抜け出す、というレース。最後は流す形で、追い込むヴェルトライゼンデに2馬身差ですから、着差以上にとんでもなく強い勝ち方をしてくれました。今から歴史的な舞台である、本番が待ち遠しいところ。

 次は中山のオールカマー。馬場は引続き重いままでしたが、カレンブーケドールがレースを支配して完勝、という寸前で、戸崎騎手のセンテリュオに差されてしまいました津村騎手とカレンブーケドール、このままではシルバーコレクターと言われかねません。エリザベス女王杯か、JCか、どちらかで鬱憤を晴らすことが出来るか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2歳戦回顧】 9月26日~27日

2020-09-28 06:45:41 | 競馬

 まずは土曜日の中京2R芝1600mを勝ったマクフィ産駒のヴァーチャリティ。札幌の洋芝で2戦足踏みをしましたが、中京の野芝稍重で1分34秒0は優秀で、2歳牝馬のマイル路線では一気に覇権争いに加わったと思います。次戦は重賞でも有力です。同じく中山2R芝1800mを勝ったノヴェリスト産駒メイサウザンタワー。こちらも中山稍重1800mを1分50秒で完勝、少し気が早いですが、来年のオークスや秋華賞で面白い存在になりそう。同じく中京3R芝2000mを勝ったディープインパクト産駒トーセンインパルス。3戦目でやっと身体が絞れてきて、走り出すというディープ産駒の典型。2000m以上で、出来れば広い馬場の方が合いそう

 土曜日の中京9Rダート1400mヤマボウシ賞を勝ったミッキーアイル産駒ディアリスト2歳レコードによる圧勝で、2歳ダート短距離界のトップ争いに名乗りを上げました。ミッキーアイル産駒は、芝ではメイケイエールが既に小倉2歳Sを勝っていますので、ダート・芝に関係なく、卓越したスピードを伝える血脈に。同じく中山9R芝1200mのカンナステークスを勝ったマクフィ産駒オールアットワンス。逃げ切りでデビューから2連勝。この馬は短距離だけでなく、マイル前後まではしっかり走れると思います。

 日曜日は、まず中京3R芝1400mを勝ったトランセンド産駒ロングトレーン。前半から速いペースを2番手から進み、そのまま逃げ馬との競り合いを制して1分22秒3。芝でも面白いですが、やはりダートへ向かって欲しい逸材。次は中京5R芝2000m新馬、勝ったモーリス産駒ノースブリッジ絶妙のペースの逃げ切り勝ち。注目された1番人気ルぺルカーリアは4着ですが、モーリス産駒らしく、まだ緩いだけで、2戦目3戦目と走っていくうちに身が入るタイプだと思います。モーリス産駒の特長は、また別途お話する機会を作ります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする