金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 注目の棋戦を振り返る 羽生永世七冠の逆襲!

2020-09-23 06:44:13 | 将棋

 この連休中に注目の棋戦が3つありました。まずは、19日(土)に行われた竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局、羽生永世七冠 対 丸山元名人の一戦は、序盤からのリードを慎重に守り切っての完勝で、羽生永世七冠が、タイトル100個目を懸けて豊島竜王への挑戦者に名乗りを上げました。局後の記者会見では、このタイトル戦に向けて、十分な準備を行って臨みたい旨宣言していました。ちなみに、かつての羽生さんであれば、一つのタイトル戦に対して、「十分な準備を‥」などと発言することはなく、すべて自然体で臨んでいました。竜王戦七番勝負に対する強い意気込みを感じます

 そして、21日(月)に行われた叡王戦第9局、永瀬叡王 対 豊島竜王によるタイトル戦の最終局。千日手を含む全10局に渡る激闘の結果、豊島竜王が叡王位を奪取して二冠に復帰、一方の永瀬二冠は王座の一冠に後退いたしました。現役最強の地位を懸けた闘いは、渡辺名人・豊島竜王・永瀬王座・藤井二冠によって目まぐるしく繰り広げられていますが、ここに羽生永世七冠が参戦、次は豊島竜王・叡王と羽生永世七冠による竜王戦七番勝負が、この秋最大のイベントになります。

 最後は、22日(火)に行われた王将戦挑戦者決定リーグ第1局、羽生永世七冠 対 藤井聡太二冠の一戦。第1局目にして、今回の挑戦者決定リーグの方向性を決めるかという闘いでしたが、何と羽生永世七冠の快勝藤井二冠は、序盤に飛車を切って攻め込む選択をしましたが、これは羽生永世七冠が誘った形。藤井二冠への対策を十分に練ってきたことが判ります。いよいよ、羽生永世七冠による現役最強争い参戦が始まりました。これは本気の参戦ですので、渡辺明名人以下、背筋が凍る思いではないでしょうか?

 


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