金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 11月16日~17日

2024-11-17 16:21:29 | 競馬

 

 土曜日は東京2R芝2000mを勝ったイスラボニータ産駒ジュンアサヒゾラ。好スタートから2番手追走へ。逃げたトリフォラートの前半1000mのラップは1分1秒3と平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るトリフォラートを追いかけて、ジュンアサヒゾラとレイデオロ産駒ビックデムッシュの2頭が迫ります。残り200mのところでこの2頭が抜け出して、ゴール手前ではジュンアサヒゾラがアタマ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分59秒9。2着ビックデムッシュから4馬身差の3着には、後方から追い込んできたデクラレーションオブウォー産駒ジェイルマスター

 

 東京4R芝1400m新馬を勝ったサートゥルナーリア産駒エルマーゴ。中団後方待機で脚を溜めます。逃げたアジアエクスプレス産駒ミリオンヒットの前半3ハロンのラップは37秒4と超スローの流れに。直線に入ると、逃げ粘るミリオンヒットを追いかけ、エルマーゴが馬場の中央から一気の抜け出します。そのまま後続に3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分24秒0。2着には、ミリオンヒットと一緒に中団から差してきたビッグアーサー産駒ベルアーブル、1馬身差の3着には逃げたミリオンヒット

 勝ったエルマーゴは、サートゥルナーリア産駒の特徴そのままで、スローの瞬発力勝負に強く、上り33秒5で勝ち切りました。サートゥルナーリア産駒はマイルか、それより短い距離での瞬発力勝負が勝ちパターンだと思います。

 

 京都4R芝1800mを勝ったエピファネイア産駒フォーキャンドルズ。好スタートから3番手追走へ。逃げたツインギの前半1000mのラップは1分1秒2と平均ペース。直線に入ると、逃げるツインギの内からフォーキャンドルズがスルスルと抜け出して先頭に立ちます。外からスワーヴリチャード産駒ルージュシークエンスが迫りますが、これに3/4馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分49秒2。2着ルージュシークエンスから1馬身1/2差の3着には、最後方から追い込んできたブリックスアンドモルタル産駒パスコード

 

 東京5R芝1600m新馬牝馬限定を勝ったロードカナロア産駒インプロぺリア。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは35秒6と上手く淡々としたペースに落とします。直線に入ると、インプロぺリアがスピードを加速、後続を突き放してそのまま2馬身差で完勝。良の勝ちタイムは1分34秒7。2着には2番手からドゥラメンテ産駒キアラメンテ、1/2馬身差の3着には3番手からエピファネイア産駒ウィアステーラ

 

 京都5R芝1400m新馬を勝ったキンシャサノキセキ産駒の牝馬メイショウタマユラ。5番手追走で脚を溜めます。逃げたインビッシュの前半3ハロンのラップは35秒3とややゆったり目のペースに。直線に入ると、伸びあぐねる先行勢を横目にまず、レッドベルジェール産駒デリュ―ジョンが先頭に立ちます。さらに大外からメイショウタマユラが一気に差し切って、1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分22秒8。2着デリュ―ジョンから3/4馬身差の3着には、4番手から差してきたキズナ産駒シームルグ

 

 福島7R芝1800mを勝ったリアルスティール産駒エーオーキング。中団待機で脚を溜めます。逃げたキングピラードの前半3ハロンのラップは1分1秒9とややスローな流れに。4コーナー手前でまず、フィエールマン産駒レイヤードレッドが先頭に立ちます。直線に入ってもレイヤードが先頭を譲りませんが、大外から駆け上がってきたエーオーキングが鮮やかに差し切って、そのまま1馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分50秒0。2着レイヤードレッドからアタマ差の3着には、6番手から内を差してきたゴールドシップ産駒ビジュードネージュ

 

 東京6R芝1400m(2歳1勝クラス)を勝ったアドマイヤマーズ産駒の牝馬エンブロイダリー。6番手追走で脚を溜めます。逃げたハニーアイリ―の前半3ハロンのラップは36秒6と超スローに。直線に入ると、逃げ粘るハニーアイリ―の外からまず、レイデオロ産駒ボンヌソワレが先頭に立ちますが、さらに大外からエンブロイダリーが並びかけ抜け出して1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分22秒7。2着ボンヌソワレから2馬身差の3着には、6番手から差してきたリオンディーズ産駒モジャーリオ

 勝ったエンブロイダリーは、前走サフラン賞では1番人気ながら出遅れて5着に敗れましたが、ここで牡馬に混じって強い勝ち方を見せてくれました。阪神JFに間に合えば、面白い一頭になると思います。

 

 京都9R芝1400m秋明菊賞(2歳1勝クラス)を勝ったサートゥルナーリア産駒の牝馬キャッスルレイク。好スタートから3番手追走へ。逃げたアレスバローズ産駒エイヨーアメジストの前半3ハロンのラップは36秒8とスローの流れに。直線に入ると、逃げるエイヨーアメジストが馬場の良い大外を選択した隙を突いて、その内側からトゥーダーンホット産駒イリフィが先頭に立ちます。さらに最内からキャッスルレイクがイリフィを交わして3/4馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分23秒0。2着イリフィから1馬身1/2差の3着には逃げたエイヨーアメジスト

 

 日曜日は京都2Rダート1800mを勝ったアドマイヤマーズ産駒チュウジョウ。好スタートから2番手追走へ。逃げたルヴァンスレーヴ産駒ポッドフォルクの前半1000mのラップは1分2秒8と平均ペースに。直線に入ると、逃げるポッドフォルクに内からサートゥルナーリア産駒ジーティーダーリンが並びかけますが、外からチュウジョウがその2頭をまとめて交わします。そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。ダート良の勝ちタイムは1分53秒6。2着には逃げたポッドフォルク、クビ差の3着にジーティーダーリン

 

 東京2R芝1800m牝馬限定を勝ったサトノダイヤモンド産駒ロートホルン。好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半1000mのラップは59秒3とかなりのハイペースに。直線に入っても、ロートホルンのスピードは衰えません。そのまま後続を突き放して6馬身差の圧勝。良の勝ちタイムは1分45秒9。2着には、4番手から差してきたドゥラメンテ産駒ラルガメンテ、3/4馬身差の3着には、中団後方から追い込んできたシルバーステート産駒ベアリミッション

 勝ったロートホルンのタイムは、前日のGⅡ東京スポーツ杯2歳Sを上回る1分45秒9と優秀。しかも逃げて押し切ったのですから驚きのパフォーマンスです。気が早いですが、来年のオークス候補の1頭が現れたと申し上げておきましょう。

 

 京都3R芝1600m牝馬限定を勝ったワンアンドオンリー産駒キスアンドクライ。3番手追走で脚を溜めます。逃げたポッカルーポの前半3ハロンのラップは34秒7と平均ペース。直線に入る手前でまず、キズナ産駒ルクスジニアが先頭に立って抜け出します。ここに外からキスアンドクライが猛然と迫り交わして、1馬身3/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒6。2着ルクスジニアから3馬身差の3着には、6番手から差してきたニューイヤーズデイ産駒ネーヴェフレスカ

 

 東京3R芝1600mを勝ったブリックスアンドモルタル産駒パワースナッチ。4番手の内側追走で脚を溜めます。逃げたミッキーアイル産駒マイネルステラ―トの前半3ハロンのラップは34秒3と流れる展開に。直線に入ると、逃げ粘るマイネルステラ―トを追いかけてパワースナッチが前に迫ります。残り300mのところで先頭に立ち、そのまま後続に1馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分33秒5。2着には、6番手から差してきたダノンバラード産駒マイネルフーガ、2馬身1/2差の3着には逃げたマイネルステラ―ト

 

 福島5R芝1800m新馬を勝ったリオンディーズ産駒ウインファヴォリ。好スタートから2番手追走へ。逃げたラストシャリナの前半1000mのラップは1分1秒6と平均ペースに。3コーナー過ぎからウインファヴォリが早め先頭に立ち、そのまま直線へ。ウインファヴォリの外からはサトノアラジン産駒ヴィアトル、内からはダノンバラード産駒コスモマガラニカの2頭が迫りますが、ここから再びウインファヴォリが抜け出して1馬身差で勝利。良の勝ちタイムは1分50秒5。2着にはコスモマガラニカ、3/4馬身差の3着にヴィアトル

 

 東京5R芝2000m新馬を勝ったレイデオロ産駒サトノパトリオット。6番手追走で脚を溜めます。逃げたアステルリヴェールの前半1000mのラップは1分4秒8と超スローの流れに。直線に入るとまず、ブリックスアンドモルタル産駒シェーンシュティアが先頭に立ちますが、すぐにその外からサトノパトリオットが抜け出して後続を突き放します。ドゥラメンテ産駒ダノンピクチャーが猛然と迫ってきますが、これを1/2馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは2分3秒6。2着ダノンピクチャーから3馬身1/2差の3着には逃げたシェーンシュティア

 

 京都5R芝1800m新馬を勝ったスワーヴリチャード産駒キングメーカー。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分3秒2とスローの流れに。直線に入ると、キングメーカーがスピードを加速、後続を突き離します。そのまま1馬身差のをつけて快勝。良の勝ちタイムは1分49秒1。2着には2番手からフィエールマン産駒ロードレジェロ、1馬身1/2差の3着には、6番手から差してきたキズナ産駒パラディレーヌ

 

 東京8R芝1600m赤松賞 牝馬限定(2歳1勝クラス)を勝ったマインドユアビスケッツ産駒マピュース。好スタートから4番手追走へ。逃げたミラーダカリエンテの前半3ハロンのラップは36秒2とスローの流れに。直線に入るとまず、2番手からモーリス産駒ロンドボスが先頭に立ちますが、すぐ外からマピュースがこれを交わして突き放します。大外から最後方に控えていたキズナ産駒レイユールが猛然と追い込んできますが、これを3/4馬身差に抑えてマピュースが快勝。良の勝ちタイムは1分33秒9。2着レイユールから1馬身1/4差の3着にロンドボス

 勝ったマピュースは、前走アルテミスS7着からの巻き返しで快勝マピュースの地力の高さと、いかにアルテミスSのレベルが高かったかを証明した形2着のレイユールは、さすがに位置取りが後ろ過ぎたことが敗因ですが、上り最速の33秒4は優秀さの証左。次走が楽しみであります。

 

 注目の新種牡馬のファーストシーズンサイヤー争いは、ナダルとサートゥルナーリアによる激しい競り合いが続いています。ダートの2歳リーディングを独走するナダルに勢いがありますが、何と言ってもJRAでは2歳重賞が行われませんので、ナダルにとってはそこがネックに芝のマイル・短距離や重賞レースで着実に数字を積み上げているサートゥルナーリアに勝つことが出来るのか⁉

 こちらも注目して参りましょう!

 

 


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