★近代洋画の開拓者 高橋由一展
京都国立近代美術館
高橋由一は1828年生まれ、
安藤広重や葛飾北斎の全盛期に少年時代、
青年時代を過ごしたいわゆる《江戸時代の人》。
もちろん彼は明治の中頃まで活躍し、
日本で最初の《洋画家》と言われていますが、
彼の視線、彼の感覚は
《江戸作家たちの絵画》を強く引き継いでいます。
そこが面白いし、そこが彼の限界でもある。
開拓者としての作品は
価値ある《重要文化財に指定》されています。
しかし、何処か《異質なもの》に見えました。
美術館前の平安神宮鳥居の赤が秋の陽を浴び輝いていました。
まわりの樹々もここだけ色づいています。
そういえば、
もうすぐ《平安神宮の時代祭》です。