A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

夏の遊び

2020-03-25 | chinema(欧米系映画)

モノクロの映像がゾクリとする輝き。

 


★夏の遊び
原題:Sommarlek
監督:イングマール・ベルイマン
キャスト:マイ・ブリット・ニルソン、ビルイェル・マルムステーン、アリフ・シェリーン、他
1951/スウェーデン


リマスター版で《過去の名作》をDVDで観ることができる。
今は、とんでもなく幸せな時代である。


《映画界の巨匠》と称される監督の作品を観よう!
ということで、スウェーデン生まれの偉大な映画監督
イングマール・ベルイマン(Ingmar Bergman:1918~2007)。
彼の評価はすでに前世紀で片付いている。
巨匠作品の紹介で必ず出てくるイングマール・ベルイマン。
名シーンはいくつかあるが、じっくり作品を観た感覚がない。


よし、ベルイマンをじっくり観よう!!!
というわけで、
初期の頃の《夏の遊び》。


キラキラした夏の光と青春の光。
そして人生の光と影。
モノクロの映像がゾクリとする輝き。
時に、一瞬恐怖さえ感じる鋭さ。
《峻烈な時間》を感じさせる。


マリーとヘンリックの《宝石のような日々》が美しい。
二人がレコード・ジャケットに描くアニメ場面は楽しくも
不安と恐怖を暗示する。
そして訪れる不幸。
立ち直れない貴重な青春の時間が続く。


ラスト、過去との決別。
《今ある幸せ》を選ぶマリーの化粧落としの表情が美しい。

 


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