映画を観た。
★バンテージポイント
監督:ピート・トラヴィス
2008アメリカ
大統領狙撃の事実を8人(?)の視線を通してこれでもかぁこれでもかぁと繰り返し映像を流してくれる。変わるたびにフィルムが巻き戻され、めまぐるしく状況が変化する。いくつかの視点を変えてモザイク的に物語を構成する手法は、よりミステリアスによりサスペンスにそしてよりスリラーにさせるには効果的手法。それぞれの視点に重要なポイントを伏線として張られ、それを繋ぐように物語は進行する。
いま読んでいる、伊坂幸太郎さんの小説の手法とよくにているなぁと感じ、感覚の一部がシンクロ。
Sigourney Weaver (シガニー・ウィーヴァー)がTVプロデューサーとして登場し、映画が始まる。期待感アップだけど、物語への絡みはなし。ちょっと物足りない。
Forest Steven Whitaker(フォレスト・ウィテカー)はこの映画に多少なりとも落ち着きを与えている。鶴瓶さんににているね。
モザイク的にサスペンスが進行するが、テロリスト集団が明らかになると、しだいに追跡劇にかわる。スピード感溢れるカーアクションが続く。終わり方がどこか漫画的で、余韻が浸る事なく、見終えてしまった。