映画を観た。
★フローズン・タイム
監督:ション・エリス
監督は、
フォトグラファーとして活躍しているション・エリス。
現実世界の瞬間を切り取るという写真家の発想から一歩進めて、
「もし、時間をフリーズさせたら、どんな物語と映像が生まれるか」。
さすが写真家である。
瞬間の映像の美しさをしっかり魅せてくれた。
モデルさんを使ってのヌードはお手の物。
スーパーの中でのあり得ないヌード幻想的風景にうっとり。
マネキンのような均整のとれたモデルさんをつかっているので、
まさにビジュアル雑誌さながらの世界。
「時間をフリーズさせる能力」は誰でも持っているものかもしれない。
その世界でより自由に遊び生きているのがアーティスト。
過去、現在、未来と繋がる時間もあれば、
現実と想像を行き来する時間もある。
時空を止めたり動かしたりと自由自在。
芸術家の発想は自由で遊び心いっぱい。
美大生のじっと見つめる目、
見つめられる女の目が美しい。
画家の目、写真家の目。
するどい視線を描いているのも写真家の視線でしょうか。
雪の降るラストのシーンが美しく、
とびっきりのラブストーリィになった。
子どもの頃「不思議な少年」という人気ドラマがあった。
いつもテレビにかじりついていた。