アートインプレッション

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑦

2020-04-16 16:46:34 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑦

 

ルネ・ラリックナーイアス図飾皿1920年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回は福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第7弾!

 

本日はルネ・ラリックの「ナーイアス図飾皿」をご紹介いたします

 

まるで水中を優雅に揺れ動く女性を見ているかのように感じられる作品。

このお皿の中にいる女性は、ギリシア神話に出てくる妖精ナーイアスです

 

*妖精ナーイアスとは?

ナーイアスは泉や川の妖精です。

ナーイアスのいる泉や川の水を飲むと病が治るとされていますが、勝手に水浴びなどしたりすると罰として病にかかってしまうと言われています。

 

そして、お皿の中に見える丸いものは何だろう?と思った方も多いはず。

これは、お皿を支える円錐形の脚なのです!

まるで天然石のオパールのように見えますよね

実はこの作品、オパールのように光が当たる角度によって色が変わるという性質を持っています

この神秘的な輝きは、オパールセントガラスによって生み出されています

 

*オパールセントガラスとは?

ガラス器の原料に動物の骨灰やステアタイト、氷晶石な
どの乳濁剤を入れ、オパールやメノウのような貴石や半
貴石の味わいを出したガラスの一種。

光を通すと淡い虹彩を放つ美しいガラスです

 

この作品を制作したルネ・ラリックは、フランスの金細工師、宝飾デザイナー

のちにガラス工芸に興味を移し、ガラス工芸品デザイナーとして活躍しました。

 

次のブログでも素敵な作品をご紹介いたします。

どうぞお楽しみに

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)

詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)


●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております



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