駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

何がつらいと言って

2009年07月30日 | 身辺記
 何がつらいと言っても、歯痛はベストスリーに入るのではないか。少なくともベストテンには入るだろう。
 残念ながら丈夫な歯を持って生まれて来ず、記憶のある頃から年に一二回歯科に通院してきた。歯科の機器も進歩し、歯を削る不快感は昔に比べればいくらかましになったが、この年になっても足をもぞもぞしながらもう少しと耐えている。
 昨日かかりつけの歯科を受診したところ歯の根本にひびが入っており、抜歯しなければならないと宣告されてしまった。
 白い天井を見あげているといつの間にか50年以上前からの歯科通院の記憶が浮かんできた。なんとまあ、いつまでも歯には悩まされることよ。きりがないと思いながら、最後までついて回るのだと悟ったことだ。ユダヤのことわざに従い、苦しみが去ることは祈らないことにする。
 どういうものか、入り口と出口の病気は煩わしい。幸い出口の方の病気には悩まされていないので、こじつけのバーターであきらめよう。
 
コメント
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