忙しくて月に二回ほどしか通えなくなった絵画教室であるが、新しい作品に取り組んでいる。なんだか漸く個性が出てきたような気がしている。
絵はちょっと料理に似ているところがある。それは何処で完成とするかという難しさである。料理が途中でもそれなりの味と言うか美味しさがあるように絵も下書きの段階からそれなりに観賞できるものを持っている。手を入れれば必ず良くなるとは限らないところが、不思議なところで、この絵がどうなってゆくか作者にも分からず、楽しみである。
昨夜は癌治療の勉強会に出た。医学の進歩はチグハグで遅々としてゆっくり進んでいるところと長足の進歩を遂げているところがある。長足の進歩はテクノロジーの進歩に負うところが大きい。消化管早期がん治療に今粉飾決算で揉めているO社の貢献が大きかったのを改めて感じ、思わぬ損失を患者に与えないように社会的責任を果たして欲しいと感じた。どうも会社はというか会社の経営者は利潤に目が眩む体質を持っているので、社会貢献という視点を埋め込んでやる必要がある。場合によっては社会的制裁が必要だ。まあ、制裁にはいじめ感覚が伴いやすく適切な言葉ではないかもしれない。社会的評価によって責任を取ってもらいたいということだ。