駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

どこが合意なのか

2012年03月03日 | 政治経済

    

 アメリカと北朝鮮では会談の合意内容の発表に食い違いがある。合意と言う北朝鮮語は自分の都合のよいように解釈するという意味らしい。勿論、アメリカ側の発表を全面的に信用してのことだが。

 不思議なことだが、アメリカ側は又二枚舌かと呆れながら、怒り心頭ではなさそうで、なんだかおかしいと言いながら中国ロシアと陸続きの国で石油資源もないし太平洋の向こう側だから、しょんないねと苦笑いで見過ごす構えのようだ(私の解釈)。

 もし日本との交渉でこんな発表がされれば、新聞テレビは沸騰点を越し、外務省は非難の斉唱で吊るし上げになるだろう。果たしてこう言うのをグローバルスタンダードと言うのかどうかわからないけれども、並の神経では外交交渉は無理のようで鉄面皮は当然、時には二枚舌で自国の利益を確保するのが世界常識なのだろう。

 彼我の違いをどう見るかは既に何百人もの識者により何万言が尽くされているので、私に付け足せることはほとんどないのだろうが、一つの鍵を提供したい。それは日本を愛する外国人にあると思っている。彼等には特徴があると思う。彼らの心性を分析すると、新しい発見があるかもしれない。

 それはさておき、北朝鮮は綱渡りをしているわけで、落っこちられては困るとアメリカは大人の対応をしているのだろうが、金正恩の体型(食糧支援よりもダイエットが必要)では危なくて見ていられない。

コメント (4)
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