駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

演芸の顔

2013年04月02日 | 贔屓

        

 新しくなった銀座の歌舞伎座が今日こけら落としだ。勘三郎と団十郎という二枚看板を亡くしたばかりで、一抹の不安と寂しさは拭えないが、これから五十年百年と歌舞伎の灯を掲げ受け継ぐ大元の劇場であって欲しい。

 年内ちょっとほとぼりが冷めた頃、観劇に行ってみようと思っている。

 篠山紀信の撮った中村勘三郎の写真を見ていたら、あれ誰かに似ているなと閃いた。フィギュアスケートの浅田真央だ。そんなことにはとっくに気付いていたという方も多いだろうか。

 フィギュアスケートは顔でやるわけじゃないからたいした発見でないと言われる方にはちょっと認識が甘いと失礼ながら申し上げておこう。あらゆる演技で顔は大事、華と人を惹き付ける表象力の源なのだ。

 隈研吾さんが歌舞伎座の外観で考慮されたこともその辺りにあると仄聞している。

 *写真は松竹のホームページから拝借

 

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