人間棋士一勝二敗を受けて将棋電王戦第四局が塚田九段とコンピューター棋士プエラアルファとの間で戦われた。報じられたところによると矢倉戦から、コンピュータ棋士が駒得し勝勢となったが、塚田九段が粘り入玉に漕ぎ付け引き分けに持ち込んだとのこと。
塚田九段は「谷川九段と指しているような感じがした。私が敗けると団体戦敗退となるので、絶対あきらめないと頑張った」と語り、感極まり涙を見せた。
プエラの作者伊藤氏は入玉対策が十分でなかった。引き分けは仕方がないと述べている。
何だか、伊藤氏の感想はコンピュータ的で人間の私はあまり気持ちがよくない。絶対あきらめないと思いながら戦い、何とか引き分け涙を見せた塚田九段に人間の私は拍手を送る。尤も、こうした感想は人間的なものとコンピュータに言われてしまうかもしれない。