寒い時期に長く休んだため、年明けは臨時の往診依頼が多く忙しい。多人数には早く出掛ければ対応できるが、昨日の氷雨には参った。小雨なら良いのだが本降りの冷たい雨の中、家の前まで車が入らないお宅には車を置いて数分歩かねばならない。「まあ、先生濡れて」と小走りにタオルと取ってきて拭いて下さるのは有り難いが、冷たい雨は辛い。言いたくないが年を感じる。
まあ、それでも長く休むと待ち兼ねたと受診される患者さんも多く、ありがたいと思わなければならないだろう。
年末年始や五月の連休には当番医が全市内の患者さんに対応する。今年はインフルエンザが流行し、何軒かの医院がてんてこ舞いだったようだ。親しいH先生元日当番で、患者が200人も来て夜十時まで診療しグロッキーだったようだ。もう大変でと医師会のメイリングリストに報告されていた。当院掛かり付けの患者さんも受診したようで、五時間待ちで一度家に戻りましたよと苦笑していた。
今年は凍てつく冬のようで、北国から吹雪の頼りがしばしばだ。北国の医療は患者も医者も大変だろうなあと同情する。