駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

新国立と安保法制、双子の問題

2015年07月10日 | 政治経済

                

 新国立競技場と安保法制、いずれの問題も時間切れを切り札に擦り抜けようとしている。これは与太郎の愚行か悪代官の悪知恵か。なんだか、どちらを選んでも賢明ではないということになる二者択一だが、実際そうなのではないか。

 本当に間に合わないのかどうか怪しいものだが、それまで手をこまねいていた人達の責任はどこへ行ったのか。いたずらに時間を引き延ばしたと思われても仕方がない。責任者群の資産を半分没収して建設費に充てる必要がある。それがわかっていれば決してこうした愚かな選択をしなかったはずだ。人のお金だと思って、適当なことをされては敵わん。人生幸朗に甦ってもらい一声発して欲しい。「責任者達出てこい」と。せめて、建設費分の税金の支払いを拒否できるようにして欲しい。

 日本を守る必要があるのは間違いない。しかし、憲法を欺いてそれをしては憲法が死んでしまう。既得権を守るためにご都合で憲法を欺いては法治国家に綻びが生じる。清く貧しく美しい国民は又も苦渋を飲まされるだろう。国民が物を言う時だ。

 こうしたことを書いている私も切羽詰まれば自分と自分の家族を守ることを最優先にするだろう。だからこそ、いくらかでも余裕のある今こそ賢明な判断をもぎ取らなければならないと思う。憲法の縛りを切れば弱肉強食の世界が牙を剥くことになる。

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