駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

山高きが故に

2015年07月28日 | 政治経済

               

 今日は曇天だが蒸し暑い。本格的な夏が来たのだ。幸い暑くても食欲は衰えず、何でも美味しく戴ける。先日の山小屋カレーは好評だった。いつも違う味だけど美味しいという褒め言葉?を戴いた。家内はあなたがカレー屋をやればメニューは日替わりカレーねという。

 参議院に場所を移して安保法制の審議が始まる。衆議院で116時間審議をしたにも拘わらず、理解が進んでいないと政府与党も認め始めている。指摘したいのは審議が尽くされたかどうかは時間では測れないということ。質問に答えず長々と自分の考えを述べるような答弁ではたとえ二百時間時間審議したところで、時間をやり過ごしただけで二時間の審議と変わらない。正面から質問に答える審議をしていただきたい。与党の質問には答え野党の質問には持論を長々と繰り返しはぐらかして答えないようでは審議とは言えない。質問も同じ轍を踏まないように、演説は質問ではない。

 だいたい六十日ルールを見越して強行採決しておいて、後から説明するというのは順序が逆で冗談が過ぎる。国民を馬鹿にしていると思う。国民を守るためともっともらしく言われるが、一体国民というのは誰のことなのだろうかと疑問が湧いてくる。安倍政権に批判的な者(過半数)も員数に入っているのだろうか。安倍政権では拉致被害者は一人も取り返せていない。言葉だけが空しく響いている。

 六十日は七十五日よりも短い。忘れることなく飽きることなく隠し球を見逃すことのないように実のある審議をお願いしたい。裏付けのない言葉の応酬に終始する空疎な討論はごめん被る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする