今朝も蝉が鳴いていたがどうも声に勢いがない。それは当然と同情する。張り切って地上に出てきてもこんな訳のわからんお天気では気勢も削がれるというものだ。一体今は何月なんだろうどころか、ここはどこと言いたくなる奇妙な空模様だ。どんよりとした鉛色の雲の下を湿り気を帯びた暖かいような冷たいような北風が吹いている。
この人のことを書いてもしょうもない気もするが、森元首相が私は迷惑していると言い出した。運の悪い人でよってたかって叩くほどの悪い人ではないと思うが、迂闊な発言が多く、しばしば非難されてきた。それでもスポーツ政界に君臨している所を見ると、つまりは森さんと同じ感覚の人が多いのではないか。叩いている記者の中にも似た感覚の方も居られるのではと推測する。
当事者精神の欠如と過大な被害者精神が横溢する中に過剰な責任を感じる人が所々に混在するのが日本社会のようだが、政治家には過剰な責任を感じる人は希有で責任転嫁に長けた人が多い。森元首相はそうしたあくどい人ではないようだ。別に弁護するわけではないが、批判はもっと他の人にと思う。