インフルエンザワクチンが不足しており、例年の八割しか供給出来ませんと卸業者に言われている。報道では一割の不足と言っているが、実際にはそれ以下でしかも遅れがあるので、受付は電話の応対でてんてこ舞いだ。
当院はインフルエンザワクチンを予約制にしている。そうしないと一般診療に差し支えが出てしまうからだ。今年は断続的な供給になっているため、半数以上の電話の申し込みにお断りと説明を繰り返さねばならない。受付がイライラしてくるのが分かる。
この不足、あまり問題視されないようだが、インフルエンザワクチンは毎年のことなので、きちんと十分供給されるようにして欲しい。出来るはずだ。厚労省と製造業者お互いに責任を譲り合っているようだが、どちらにも責任があると思う。
希望者全員に打てないので本当は優先順位を付けたいのだが、今の世の中では中々難しい。年寄り優先には異論も出そうだ。壮健な若中年にはご遠慮願っても良さそうだが、働き盛りに休まれては困るという声も聞こえてくる。
いつも区別をする判断基準の設定判断が難しく、結局平等(しばしば不自然)で行きましょうということになる。
いつもはキャンセルが出るとそれを職員に回しているのだが、今年は未だ一人しかキャンセルが無く、私は未だ打っていない。やれやれ。