駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

業界の外に出ると斬新なアイデアが浮かぶ?

2019年07月09日 | 小考

        

 

 今朝は湿度が高く曇っていたが、気温は低くとても七月とは思えず、季節がいつだか分からなかった。

 昔からさほど芸能界には興味はなく、どんどん疎くなってゆく。職員と昼飯を食べながらテレビを見ているのだが、タモリのいいとも以降ますます出ている人が分からなくなった。しかしそれにしてもネットに芸能界話題が多いのには不思議な気がする。本当にそれほど多くの人がこうした話題に興味を持っているのだろうか、殆ど興味のない私には理解しがたい。ひょっとして穴埋め記事にこうした芸能話題が使われているのではと想像する。記事が足りなければ、誌面というか画面を縮小すればよい。ただでさえ情報が多すぎるのだから、噂話は減らしたらよい。省エネにもなると思う。

 容易ではないしおじさんおばさんの抵抗もあると思うが、ベテラン芸能記者の配置転換を図ったらどうだろう。あるいはリストラ転職も一つの選択肢かもしれない。というのは業界というのはある種の洗脳機関で、そこに入るとそういうものかと思わされてしまうからだ。官庁もそうだと思う。随分効率がよくなりなんでも踏襲ではなくなったようだが、官と民の人事交流は必要だと思う。民のやり方に学べるところもあるし、逆に官が改善を指摘できるところもあるはずだ。

 国民のために働いているはずの官庁に省益などというものがあるとは外からは理解しにくい。しかし、いったん中に入り新人教育を受けるとそういうものかと洗脳されるのだろう。勿論、トランプを筆頭とするミーファーストの感覚は人間の本能的な反応ではあるだろうが、知性と教養はそれを超えた広い視野と判断力を与えているはず、それを異業界交流で活性化させることをお願いしたい。

 人脈というのは大切で「君、誰?」では仕事にならず、転置されたおじさんおばさんはノイローゼになるかもしれないが、それでも昔の人脈は無駄ではなく固くなった頭をほぐせば、斬新なアイデアが沸き味わい深い報告ができると思う。もし、そうした異分野への転置が厳しすぎるなら転地でもよい。芸能記者を十勝平野に放つ、あるいは台湾香港ベトナムへ飛ばすのは淀んだ日本の活性化にも役立つとマジで考える。芸能出身記者は人間や社会発見力に秀でているので、しばらく苦労してもきっと力を発揮すると確信している。

コメント
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