いつも電車に乗る駅は上りと下りの発車時間が七時四十一分で同じ時刻になっている。他の駅でもあることかもしれないが、珍しいのではないかと思う。それで実際に同時に着発するかというと、五秒から三十秒くらい違う。大体十二三秒差だ。なんだ同時じゃないじゃないかと言い出すのは日本人だけだろう。殆どの国では五分十分のずれは当たり前らしく、三十分遅れも珍しくなく、中にはフライングで二三分早く出発してしまうこともあるらしい。
全く同時でないのは乗り降りの人数というか、乗り方の問題のようで駆け込み乗車はやめてくださいと注意書きがあっても、あと十メートルを諦めるのは難しい、車掌も目に入っている急ぎ足の人を無視しない事が多い。
私の厳しい観察では5秒10秒の見切り発車は時々ある。これは日本的には遺憾と思う。たとえ乗り降りが完了していても、定時前に発車するのは約束違反というのが日本の感覚と思う。車掌の時計が携帯の時間とずれている?。携帯の時間は正確で狂いはないので、たぶん車掌も色々ということだろう。