新型コロナウイス感染が激増している。さすがに七回目のせいか重症者が比較的少ないせいか、他にも大きなニュースがあるせいか、マスコミの取り上げ方はさほどではない。しかし、現場は火の車なのだ。一昨日から近隣の二大総合病院が満杯で入院できなくなってしまった。そうなると救急外来も簡単にどうぞとは言わなくなり、かかりつけ医に相談してくださいと敷居を上げた。頼りにされてもかかりつけ医としてはできることも限られており、遂に昨日は新患の発熱患者さんはお断りさせていただいた。掛かりつけの患者さんで手一杯なのだ。
誠に心苦しいが、新規の患者さんは断るしかない。受付を絞っても新型コロナの感染者が毎日四、五人出ている。幸い、今のところ入院適応の重症者は出ていないが、近隣に受け入れてくれる病院がないとなるとどうなるのだろう。たった一週間で動きが取れなくなった。倍倍ゲームの恐ろしさを感じている。それに後手後手が加わり、医療現場は崩壊寸前だ。