駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

誤魔化しで劣化してきた

2022年08月30日 | 政治経済

            

 

 何だか新たに原子力発電所を作ろうなどと言い出している。誰の入れ知恵か、岸田さんの脳味噌からの考えではないと思う。今の原子力発電所があと何十年か使えるので、それを整備して使い切ろうというのが真っ当な思考というものだ。その間に他の発電方法を考え出し準備するのが責任ある政府の仕事だ。

 現在ある原発の安全基準を満たして使えるようにするのが先決だ。問題は誤魔化しにあるので、反対している党推薦の委員を加えて安全基準を判定監視すれば反対派も譲歩せざるを得まい。

 福島の原発事故の損失額や廃炉の方法見通しは隠したり誤魔化したりで先延ばしうやむやにして正面から不都合な事実に向き合おうとせず、結局汚染水を海に流すことになってしまった。そうなることは十年前から分かっていたのに莫大なお金を使って冷凍壁や汚染水をタンクに貯めこむことでやっている感を演出してきた。

 日本の科学論文の引用回数が世界で十位以下に下がってしまった。これは十年続いた誤魔化し政治の副作用だ。誤魔化しは嘘よりも質が悪い。自民党のカルト汚染を誤魔化させ先延ばしでうやむやにさせてはならない。安倍元首相と結託していたカルト教団の教えの中身とやっていたことを広く国民に知って貰わねばならない。岸田首相はちゃんとそれを把握しておられるだろうか?。知っていても正面から向き合う姿勢はないようだ。臭いものに蓋ではいつか爆発する。

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