駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

早期治療困難?社会の病気

2023年12月05日 | 爺の呟き
            

 医学は随分進歩し、癌も治療可能でかなり治るようになった。早期がんは完治すると言っても過言ではない。
 遺憾なことに社会の病気治療には進歩が殆んど見られない。社会の歪腐敗にも早期発見早期治療が鉄則なのは身体の病気と同じはずなのだが、今の日本の状況は手遅れに向かっているように見える。現在明らかに日本社会が停滞し始めているのに、政府は十分な対応策を取っていない。どの程度の人がそれに気付いておられるだろうか。
 大阪万博の費用がいつの間にか倍に膨らんでいる。誰がそのお金を負担するのか、世の中が停滞し始めている今、他に使い道があるのではないか。今や不適当になったイベントを推し進めようとする背後に権力と金のあるところにたかり、おこぼれにあずかろうとする人達が居るように思えてしまう。たかりおこぼれに預かろうとするのも民意ではあるが、過半数には達していないと思う。巧みに水増しされているのではないか。今だけ金だけ自分達だけの三だけ方式では、社会の歪腐敗は治らない。
コメント
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